Tikanmäki Attack “Anthems”

, CD Reviews 12 May. 2012

Tikanmäki Attack (feat. Roope Latvala) “Anthems”

Anssi Tikanmäkiというキーボーディスト率いるバンドのようです。各国の国歌(フィンランド、スウェーデン、ロシア、ドイツ、フランス、アメリカ、イギリス)とフィンランディア賛歌がハードロックアレンジされているアルバム。

Lauriはゲストで#5 “Finlandia” にのみ参加しています。フィンランドではこのフィンランディア賛歌は国歌と並んで歌われるような存在であるらしい。

Lauriらしいハーモニクスを取り入れた美しいベースの独奏で始まります。ライブでときどき取り入れていたりするけれど、CD音源になっているのは初めてかも!(*´∀`)後半は一転してハードロックなバンド演奏に。

1曲だけのゲスト参加とはいえ、こういうところで活躍してこそLauriだよね! 色々な意味でLauriにしかできないことだよね! と、そういう存在感が改めて素晴らしいと思う。ベース独奏部分はアレンジもLauriによるものです。曲解説ではやはり、Sibeliusの子孫……と紹介されてます。そればかり言われすぎると七光りっぽくて複雑だけど、この場合はもちろんアピールしてほしいところ(*´∀`)

その他のトラックも(Lauriは参加していないけど)楽しいHR/HM国歌で、こういうアルバムが出るのはフィンランドならではって感じがします。それぞれちょっとクセがあって、好みが分かれそうな部分もあるけど……個人的には好きな感じ。元々音楽として好きなLa Marseillaiseなどもあって嬉しい。

バンドメンバー:
Anssi Tikanmäki – keyboards
Roope Latvala – lead guitar
Eemil Tikanmäki – guitar
Juuso Nordlund – bass
Eljas Tikanmäki – drums

ゲスト:
Lauri Porra – bass #5
Masa Orpana – saxes
Tommi Kolunen – trumpet
Johanna Rusanen – vocal #4

ストリングス:
Henrik Perello
Lotta Laaksonen
Eemil Tikanmäki
Pike Kontkanen


iTunesにもあります。→Anthems: Tikanmäki Attack

輸入盤を買ったので詳細についてはよくわかりませんが、日本でも近々発売するみたい。

アンセムズ:フィーチャリング・ローペ・ラトヴァラ
アンセムズ:フィーチャリング・ローペ・ラトヴァラ

Anssi Tikanmäki Official Site

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新譜あれこれ

, CD Info 6 May. 2012

5/9にEmma Salokoski Ensembleの新譜”Valoa Pimeään”がリリースされるようです! Ensemble名義のアルバムは3枚目、Emmaさんの公式サイトによると、このタイトルはLight in the darknessという意味だそう。

Emma Salokoski Ensemble - Valoa Pimeään

FBページで紹介されていた試聴できるページ。 迷ったけど、とりあえずまだ試聴はしていません。

そのうち日本でも売り出されるかな……と思ったけど、今のところ見あたらなかったのでいつものとこで注文してみた。例によってショップでの名義は単にEmma Salokoskiとなっています。


RecordShopXで上記を探していたら、たまたま見つけたTikanmäki Attackというバンド(?)feat. Roope LatvalaのAnthemsというアルバム。どうやら各国の国歌などをロックアレンジしているのかな? Lauriは1曲のみのゲスト参加のようだけど、その1曲がFinlandia。

iTunesで試聴できます。→Anthems: Tikanmäki Attack

……独奏!? 全貌がわからないけど。他の曲もかっこよさそうなのでアルバムで買うことにした。日本盤↓も5/25に出るみたい。

アンセムズ:フィーチャリング・ローペ・ラトヴァラ
アンセムズ:フィーチャリング・ローペ・ラトヴァラ

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New official website

News & Info 15 Feb. 2012

 Lauriの公式サイトがリニューアルされています☆
 http://www.lauriporra.com/

 Musicコーナーで実際に曲が試聴できるようになったのが嬉しい! こちらは、最近よく見かけるSound Cloudが使われている模様。”Rat King”など映画の曲やCM曲などが多く、どちらかといえば「作曲家・Lauri」を押し出した雰囲気なのかな? 聴いたことのない曲もあって楽しめる。

 トップページの肩書きもMusician and Composerとなっていて、Lauri自身は、あまりベーシストという括りには拘っていないように思える。むしろ、そういう世間のイメージからの脱却を図っているのだろうか? とはいえ、個人的には「ベーシスト・Lauri」の作品ももっと試聴できるようになるといいなあ、やっぱりベーシストとしてのLauriが一番私は好きなので。:)

 レイアウトは白基調になってシンプルに。この色使いは、2ndソロアルバムの雰囲気かな。

 現在、使用機材紹介のページがなくなっているけれど、Facebookでのコメントによると、後ほど復活させる予定とのこと。今度は、赤い子の詳細もくるかなー? ゲストブックはなぜかリンクページ内に移動。

 因みに、なんとこのブログに日本のファンページとしてリンクしていただいています! 以前にもFBで取り上げてもらって、まさかの公認ファンページ化! 畏れ多いというか……ど、どうしよう、変なこと書きづらい!? と嬉しい反面焦りがあったりも。ともあれ、バンドメンバーとしてのみならず一個人音楽家としてのLauriのファンがもっと増えてほしい♡と常々思っているので、公式からいらした方に、少しでも情報提供ができれば嬉しいです。

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Stratovarius: Online show at LiveMusicStage.com 2011.11.20

Gigs 21 Nov. 2011

Stratovariusのライブ生放送。11/20(日本では21日)日本時間では深夜一時から、10€。
http://www.livemusicstage.com/

追記:感想など

 このたび脱退するドラマーJörgのさよならツアーの一環のようだけど、通常のライブの中継というわけではなく、LiveMusicStage.comというオンライン公演専用サイト上で、チケットを購入してストリーミング生放送を見るというもの。深夜なのと、家族と一緒に見たため、大騒ぎもできずまったり感想を言いながらの鑑賞となりました。

 画質、音質ともまずまずで回線が途切れたりすることはなく、途中で多少の機材トラブルはあったものの、楽しかった(*´∀`)仲よさそうに全員ニコニコと演奏していたのが印象的。ただ……ベース音量控えめだったので、正直ちょっとLauriの存在感は薄めだったかも……。まあそもそもメタルバンドのベースって縁の下の力持ちで普通だから、これくらいキラキラしていて映っていればよしとしなければ……笑

 Jörgさよならツアーだけあって、彼はよく映っていて存在感も抜群。Jörgのドラムはやっぱりかっこよくて、個人的にはこのバンドっぽさの主軸になっている気がするから、脱退は残念。脱退というより引退なのだろうか? あまり、このあたりの情報を追っていないため、詳しいことは知らないのだけど。バンドと険悪になったわけではない(今後も別の業務では関わっていくらしい)というのは、ライブの雰囲気からしても本当だろうと感じた。健康上の問題なのだろうか……。でも相変わらずパワフルでした。

 個人的にはやっぱり”Deep Unknown”が大好き! 素晴らしかった☆ もう、Stratovariusでこの曲が一番好き。カバー曲ははじめて聴く曲だったがまあ普通かな。(どうやら今回のツアーでは他にDeep PurpleやThe Whoのカバーもやっている模様。個人的にはThe WhoがよかったなーDVDに収録されないかなー)

 セットリストはこんな感じ。(知らない曲もあったので調べました)

Hunting High and Low
Under Flaming Skies
Speed of Light
The Kiss of Judas
Deep Unknown
Eagleheart
Darkest Hours
Visions
I Don’t Believe In Love (Queensrÿche cover)
(Interview)
Coming Home
Black Diamond

 インタビューは主にJörgと、Kotiも少し喋っていたかな? 他3人はステージにいなかった。内容はあまり聞き取れず。”Coming Home”は観客投票による選曲(”I Walk To My Own Song”、”Father Time”との三択)で、JörgとKotiの予想を外して(?)1位に。最後はお約束の”Black Diamond”で。

 Lauriは、脇役気味ながらも活き活きと演奏しててよかった!(*´∀`)ベースはいつもの赤い子を使用。ロック・メタルバンドならではの華やかなアクションも大好き! でもアクション以上に、にこにこ笑顔がいいです(*´∀`)

 拍手機能(ボタンを押すと、画面上の観客シルエットが拍手する)やFB認証でリアルタイムにコメントできるチャット機能があるのはいいんだけど、チャットの文字が画面に被って若干見づらい場面も……もしかしたら非表示にできたのかもしれないが。が、終わった後画面を開きっぱなしにしていたら、しばらく経ってチャット欄にサイト公式アカウントの人が出現、残っていた観客とやりとりをはじめた。「ところであなたは誰?」「Lauriです」→ええっ!? と思ってログインしてみたものの緊張してコメントはできませんでした(´∀`*≡*´∀`)

 「まだ残って拍手してくれてる人がいる!」と嬉しそうにコメントしてたのがLauriらしくて素敵だった(そのコメントを受けて画面が拍手で埋まってたのも)。あと「サウナに行かなきゃ!」とかも言ってた気がする。

 しかし皆さん……Lauriが「何か質問あればどうぞ」って言ってくれたのに「他の人は?」「Jörgと話すにはどうすればいいですか!」(※この間、別枠でJörgにインタビューする企画があったがチケットが売り切れていたようだ)とかばかり言うのは、やめましょう!!U;x;U 結局、「(Jörgは放送中でいないけど)他のメンバー呼んでくるね」といってLauriは去ってしまったという……。

 で、KotiとMatiasが回答していたところによると、Jörgの後任はまだ決めていないけど、春ごろには決まってレコーディングに入れればいいな、みたいな話。今はJörgとの公演に全力投球で、まだ後任のことを考える時期じゃないよ、という感じのニュアンスでした。

 このショーとは別に、先日Tampereで撮影した映像がDVDになるそうで(DVDについてはStratovarius Official Facebookなどで既に言及あり)、そのリリース時期については「たぶん3月くらいかな」とのこと。あれほどDVDには興味なさそうだったのに一体どうしたんだろうか!(興味ないのはLauriだけかもだけど。笑)でも楽しみです。

 リハーサル写真より、Lauriと、Jensのキーボードについている謎の黄&紫(青?)のアヒルちゃん。 photo from: http://www.facebook.com/LiveMusicStage

Lauriとアヒルちゃん

 このアヒルをKotiが歌の合間にいじったりしていた。笑

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Uusi Fantasia live (19.6.2011 Provinssirock)

, , , Videos 26 Jun. 2011

Provinssirock: Uusi Fantasia (featuring Freeman) live
http://areena.yle.fi/video/1308576561043

Provinssirockというフィンランドのフェスにて、Uusi Fantasiaのライヴにゲスト出演し何故かギターを弾くLauri。YLE Areenaで見られます。海外からも見られてラッキー!(国内からしか見られない映像もあったはず)

ギター弾いてるの初めて見た! LauriがFBで紹介してくれていたのだが、「ギターを弾いてる」というのを読み飛ばしていたので開いてびっくりした……。みんなサングラスとミリタリー風味で統一していて、なんかかっこいいお兄さん風になっている。笑(普段はヴィジュアルはかっこいいっていうよりかわいいから!)

とにかくLauriがよく映るー。メンバーでもないのにカメラで追われてる! インスト曲でギタリストというのはカメラ的に美味しいポジションなのだろうか。(最後の方はFreemanというヴォーカルの人も登場)

ギター自体については、よくわかりません(゜ω゜)しかし、Uusi Fantasiaの「Heimo」というアルバムが去年よく聞いたCDベスト10に入るすごいお気に入りである私としては、とても素晴らしい映像だった! CDで一番好きな曲は残念ながらやっていないのだが。

ベースも弾いています。一部の曲だけだけど。個人的には、2曲目の「Marsipaanitanssi」がベスト! これ、CDではもうちょっと無機質な感じの(?)曲だけど、Lauriが参加している曲と並ぶくらいお気に入り。ライヴ版はまた違う良さがあってすごく良い。Lauriはスラップ炸裂で華を添えている。いかにもLauriらしい雰囲気とはちょっと違うイメージだけど、こういうのもかっこいいなー。あのNot For Saleベースを使用している。あのデコセンスはどうなの。

いろいろな意味で普段とは違うLauriが堪能できるけど、でもやっぱり私はベーシスト・Lauriが好きだ。ギター弾いてるときも、たまに弦の押さえ方がベース風に見える気がするのは先入観だろうか。笑

・ギターもESPなんだね。
・マラカスを振っているのもかわいい。
・チェロの人の前衛的なヒゲがツボ。
・Freemanさんが思ってたよりかなりおっちゃんだった。

Uusi Fantasiaの公式FBページ にこの時のオフショット写真がありLauriも映っている。”Special Guest – Lapa Lauri Porra” とか書かれています。(Lapaはニックネーム? Lauriのアカウント名にたまに入っているが……)バックバンドではありません。スペシャル・ゲストです。つまり名前こそ書かれていないがFreemanさんと同じ地位ということである!(多分)

そしてどの人がUusi Fantasiaのメンバーなのか未だによくわかっていません。ごめん! CDでもゲスト含めて名前が皆同じように並んでいるし……。このユニット(バンド?)名は「ウーシ・ファンタシア」と読むっぽい。いい名前だなー。

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Prog’ Sud

Misc. 31 May. 2011

6月はじめにある"Prog’ Sud"というフランスのプログレのフェスにCrazy Worldが出演するらしい。6/4土曜日の出演。フランスいいなー!
http://progsudfestival.nuxit.net/

出演バンドの紹介ページを見ると、

Lauri Porra, the creator of the project, …

?? まあいいか(*´∀`)

Crazy Worldのニューアルバムはどうなったんだろうか。公式サイトにも情報がない(多分。そもそも公式サイトの情報セクション名が「rumours」だし……)。前にも貼ったけどアルバム未収録の新曲がお気に入りなので貼っておく。

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Nor for sale

Photos 28 Apr. 2011

http://www.facebook.com/photo.php?fbid=10150177472136657

大変なことに……。この子が一番(ヴィジュアルが)好きだったのに……!!(´;ω;`)

……と、いう写真。(゜ω゜)Stratovariusの公式Facebookに少し前に投稿されていたもの。コメント欄によると「謝絕推銷」とは中国語でNor for saleの意だそうです。

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Tuomas Wäinölä 来日公演&ソロアルバム

, Related Things 28 Apr. 2011

Lauriの話ではないけど関連のお話。まさかの(?)Tuomas Wäinöläの来日公演が6月にあるらしい。
http://twitter.com/#!/Studio_Saari/status/59219941487939584

で、会場でソロアルバムの先行独占販売とのことなのだが、以前LauriがTwitterだったかFBだったかにTuomasさんのソロアルバムのレコーディングをしている、と書いていたので、このソロアルバムにはLauriが参加している可能性が高いです! どこかに詳細情報が出ているかもだけど、未発見。公式サイトとかないのだろうか。

Tuomasさんの本業は何なんだろう? セッションミュージシャンなのかな? 「Kotipeltoのギタリスト」となっているけど、私的には主にJonna’s Problemのギタリストです☆(゜ω゜)StratovariusからTolkkiさんが脱退したとき、後任の候補に挙がっていたこともあったらしいが、Kotipeltoとメンバー被りすぎだから却下されたとかなんとか。

ちなみに、フィンランド語のできる人に教えてもらったところによると、Wäinöläという苗字は正しくは「ヴァイノラ」と読むらしい。

追記:会場の公式サイトにライヴの詳細情報がありました。

〜PROGRESSIVE LIVE 2011〜 2011年06月01日

3Ts (スリーティーズ) from Finland ジャズロックセッション
g.トォマス・ワイノーラ(KOTIPELTO)
sax.タネ・カニスト (Edward Vesala`s Sound and Fury)
b.ヒデユキ・シマ(from SIXNORTH / Strings Arguments)
dr.トニ・ポルテン(Varttina)

とのこと。見たいけど遠いのでむりなのです……。

ライブハウス 吉祥寺シルバーエレファント
http://www.silver-elephant.com/

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Lauriのスリーフィンガー講座 & Bach

, , Videos 7 Mar. 2011

Rockway.fiのお試しフリー映像が、前に見たときには会員登録をしなければ見られなかったり・再生回数制限があったりした気がするんだけど、今は登録せずに見られるみたいなので、しつこくもう一度書いてみる。

Kolmen sormen tekniikka, osa 1
Lauri先生のスリーフィンガー講座、その1。一般的な指弾きでは人差指・中指の2本でピッキングするところを、Lauriはさらに薬指まで使って弾く。私には言葉がわからないので解説が謎だけど、こうやって弾いているのかーということが視覚的にわかるだけでも貴重な映像!

Bach ja basso
「無伴奏チェロ組曲」?のベースソロ。教則ビデオだから比較的淡々と弾いている風ではあるけれど、美しい。そして、Lauriの手の大きさと指の長さはすごい。ベースが五弦に見えないくらい。そして、全指がまるで別々の生き物のようにするすると自在に動く様が、あまりに美しすぎる。プロだから当たり前なのかもしれないけれど、手が綺麗だから余計にそう思う!

実は私がLauriに興味を持った最初のきっかけは、演奏そのものでも顔でも面白キャラでもなく、「弾き方の美しさ」だった(゜ω゜)その後いろいろ聴いて・観てから総合的にファンになったけれど、やはり視覚的にも美しい弾き方っていうのは大きな魅力です。

この時使っているベースって、後に赤リボンが付けられていたものと同じ? 背後のそっくりな子はフレットレスバージョンだろうか。

紹介映像もまた貼っておく。この映像、Lauriの魅力がわずか40秒間にいろいろ凝縮されているのが大好きで、ときどき見ている。後半もかっこいいけど、やっぱりハーモニクスが好き過ぎる……。美しさとかっこよさ、優しさと激しさが両立しているところが良いんだけどね。


ちなみに、このRockwayというサイト、Lauriと同じバンドに在籍していた人も多数出演している。Ben Granfelt、Mikko Kosonen、Matias Kupiainen、Tuomas Wäinölä、Mikko Kaakkuriniemi、TwistTwist Erkinharju、etc… 他にもどこかで見たような人多数で、ベースにはQuintessenceのHeikki Laineさんなどもいる。狭い世界なのか、コネクションの都合なのか……。

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Helloween & Stratovarius 2011/02/27 大阪 なんばHatch

, Gigs 28 Feb. 2011

Helloween & Stratovarius、日曜日の大阪公演の適当なライヴレポ。

Stratovarius

私の目的はもちろんStratovarius。が、そこはあくまでスペシャル・ゲスト、ちょっと豪華な前座。幅広い客層は見渡す限りHelloweenTシャツの中、たまに見つかるStratovariusTの人にもれなく親近感が。私はバンドTとかじゃなく普通の格好だけど。

最前列確実のチケットだったので、如何にLauriとJensが観やすい位置を確保するかが課題。Jens寄りで見すぎるとLauriの運指が見えないので、あまり右側に行くのは避けたかった。が……周りの人の入れ替わりなど色々あって、気がついたら押されてKotiとLauriの中間というよりはむしろKoti寄りの場所に流されていた。あれっ……?

開演待ちの間はHelloweenに関する会話ばかり飛び交っているし、一人参加で暇だし、LauriはまだしもJensの位置からはかなり遠ざかっちゃったし、始まる前から挫けそうになりつつステージの様子を眺める。キーボードを見ても「本物だ!」という興奮より「やっぱ結構、距離があるなー」という感想が出てくる後ろ向きな性格。今回ドラムには模様もロゴもなし。水のペットボトルを配置しにきたスタッフがLauriのアンプの上におもむろにビールを並べていき、近くの人が「ベースの人だけビールなんだ……」と言ってた。笑(Jensもビールだった)

ちなみに、プロ仕様カメラ、フラッシュ、映像・録音禁止などのアナウンスがあったので、この公演はケータイ写真撮影などはOKだったのかも。日本は写真撮る=許可されていても顰蹙(開演前ですら!)という文化なので特に撮りはしなかったが。

今回、LauriはESPカスタム5弦の赤い子一本のみ使用。ゴールドリボンも健在。メタルバンドのライヴで楽器にリボンつけてる人もなかなか居なかろう……むしろ他のジャンルでも見たことない。笑 アンプはAmpeg、私に知識がなく詳細不明だけど多分公式サイトに書いてあるものかな? スピーカにはロゴはなかった。服装はElysiumのブックレットでも着ていたポケットに刺繍のある前ボタンの黒シャツ、ボトムスも黒系。あの服いまいち可愛くないと私は思うのだがご本人はお気に入りのようでよく着てる……しかし例の赤ストール&Lauri自体が可愛いから問題無ーい(゜ω゜)髪もふわふわくるくるでお人形さんみたいで可愛かったー! 途中でストールが外されシャツのボタンも外され……しかし一応そのまま最後まで着ていた。笑

で、ベースアンプが若干センターに向かって設置されてるから私の居た位置のまさに超・真正面。どうもアンプからの音が直接聞こえてくるらしく、他の音がかき消され(゜ω゜)ギター、ヴォーカルは最初ほとんど聞こえず、キーボードも聞こえにくく、曲の全容がわからない状態に……(゜ω゜)とりわけElysiumの曲はベースラインも頭に入っていないし、いま曲のどこなのかすらわからなくなりかけた……(゜ω゜)

Lauri個人の演奏についても、ここまで爆音でベースのみ聴いちゃうと、それはそれでよくわからない。特に低音を高速で弾かれると違和感いっぱい。絶対、実際の演奏はいつものように素晴らしかったことだろうに……見る位置を誤ったっぽい!(というか先述のように不可抗力でいつのまにかそこに辿り着いたのだが)(´;ω;`)

前半ほどこの現象が酷かった気がするので、もしかすると音量の問題もあったのかな?

そんなわけで正直Stratovarius自体が「よくわからなかった」んだけど、それをさしひいても、やっぱりStratovariusでのLauriは、持ち味を50%くらいしか発揮していないんじゃないかという気がする。私がLauriを好きになったのも、思えば他のいろいろなジャンルでの活躍を併せて聴いたおかげだし。

私はなぜかどうもベースの高い音が好きらしく、重低音重視(ただでさえ五弦ベースが半音下げとかいう領域だし、Twitterで得た情報によると今回デフォルトより半音低かったらしい。Kotiのために調整されてたのかな? 全く気付かなかった……)のStratovariusは、それほど単体では好みでない。かなりアレンジされているとはいえ基本的には地味なパートだし。

ただ、あの演奏姿勢の美しさ、そしてステージアクションのかっこよさという点では100%本領発揮って感じ! むしろアクションはメタルというジャンルでこそ輝くと思う。今回、動きは本当にクリアーによく見えたから、全体時間の80%くらいはとにかくLauriの動きをひたすら見つめていたけれど、文句無く美しくそしてかっこよかった。美しい演奏をする人はおおむね弾き方も美しいけれど、中でもLauriは私にとって世界一美しくベースを弾く人だ。さらに華のある全身アクションはKoti様のフロントマンオーラにも負けない……と、思う。決してメタル・ロック専門ではないにも拘わらず、最高のロックスターでもある。そんなところも素晴らしい!

思ったよりは長時間Lauriは定位置付近にいて、つまりは近くにいたからよく見えて良かったのだけど、にこにこ度が低かったような気がする。Lauriの必殺兵器・あの満面の笑顔の記憶があまり無い! 何故だろう、機嫌悪かったんだろうか……と帰りの電車でずっと考えていて、ふと閃いたのだが、果たして自分はそれほどLauriの顔を見ていただろうか いや ほとんど見ていない(゜ω゜)うん近くで手元を一生懸命見つめてて表情まで見る余裕がなかった……だから印象に残っていないだけで、きっと本当はもっとにこにこだったに違いない。

一度Kotiの横に来て屈んで弾きながらその前方の観客(=我々)に向かって笑顔を振りまいてくれたのは覚えている。逆光でよく見えなかったけれど超オーラ出てた。あの瞬間ばかりは周りの人全員Lauriファンになったにちがいない!!

Kotiは昨年末から喉を痛めていて、一時期はYouTubeの映像を見るのも辛いような惨状だったが、最近ちょっと復活したようで良かった。のだけど、ヴォーカル音があまりに聞こえなかったため、単に聞こえないのか歌えていないのか判別がつかず、良かったのか悪かったのかわからない……。

Matiasについては……何しろギター音がほぼ終始ろくに聞こえなかったので感想書けない。さらに私の位置から詳しく見ることは困難だったので(たまにJens側に出張していたものの、それはそれで少し遠くて)、存在感までも希薄……。行った人のレポを読むとMatiasはとても素晴らしかったようなので、残念すぎる。

Jensのキーボードは素晴らしかったけど、曲によってはやはり、辛うじて聞こえる、という感じに。気のせいだろうが、前回見たときよりテキトー感が増していたような気がした……。まああの適当に弾いているような動きで実はすごいってところが良いのだろう。スポットライトに照らされ、サラサラの薄い髪がなびくその神々しい御姿はファンタジーに出てきそうであった。もっと近くで観たかった……。ふと見ると、キーボードにタコみたいな紫(?)の物体が付いており、それを持って操作していた。よく見えなかったけどあれはなんだったんだろう。(追記:タコではなくアヒルだったらしい(゜ω゜)アヒル……)飄々と弾いている印象が強かったものの、ときどきひっそり変顔してたりメロイックサインしてたり、楽しそうではあった☆ 何かの曲のときには大声でカウントをとっていたような記憶……Hunting High & Lowかな? Black Diamondの前にはKotiがせっかくJensを紹介してくれているのに、本人はヌボーとタオルを完全に被って頭拭いてて台無しだ。笑 まあそんなところが素敵なのです!!☆(゜ω゜)

そしてJörgは相変わらず素晴らしくかっこよかった! 流石にドラムは聞こえるし、動きもよく見えた。前と変わりなくパワフルで、見た目的にも元気そう。スティック投げもやってた☆ 最初にKotiのMCで、Jörgは病気を患ってたけど戻ってきたんだ! という旨の案内があって、みんなの大声援に迎えられていて嬉しかったーー(´;ω;`)癌というニュースを読んだときは本当どうなることかと思ったので、よかったよかった。これからもみんな元気で末永くやってほしい。

あまりに極端な環境で観たせいで、まともな感想が出てこないけど、そこはさすがに最前列、周りも前座スペシャル・ゲストとしては、すごく盛り上がっていた! おそらくStratovariusには興味がなく単に場所取りって人もいようし、ノリ悪かったらどうしよう……と思っていたが杞憂に終わった。かといって死にそうになるほど押されることも少なく、良い感じ。というか実は、前に単独公演観たときJens前だったせいか観客が最前列とは思えない静かさだったため、ちょっとなめていて……想像以上に押され、自分はともかくポケットにつっこんでたiPhoneが死にそうでちょっと焦った。

途中、唐突にモッシュ状態になって何事かと思ったら目の前でKoti様握手大会になってたりも……。Kotiが目の前に来たことに気付かずLauri & Jens方向を観ていたんだ。うん……おそらく私の目の前、超至近距離にKoti様がしょっちゅう居たらしい。猫に小判とはこのこと。

私が右側のLauri & Jensを見ようとすると常に右側の皆さんがKotiの方向を見ていて……それはもう目が合いそうになるレベルで。この強烈なアウェイ感。代われるものなら場所を代わりたかった。もしかしたら右の人達(友達数名組、私より後から間に入った)は逆にもっとセンターで見たかった or どちらでも良いという可能性だってあるのだし、開演前に訊ねてみればよかったのだろうが、そんな勇気もなく。結果として、Koti寄りの場所に居ながら&人の流れに完全に逆らってLauriやJensを見続けるのもなんだか気がひけて(Kotiにも失礼な気がするし。ってまあそんな一観客の行動などどうでもよかろうが)完全燃焼できなかった(´;ω;`)

ラストから二曲目に移動したHH&Lでコール&レスポンス的な演出が。この曲ってそんなに人気なのか。盛り上がりがすごかった! Black Diamondよりすごいくらいで、みんな大合唱してて楽しかった分、すごく押されて苦しかった。笑

そして新譜が出た今もなお一番好きな曲である、Deep Unknownが聴けたので満足!! 好きすぎて音のバランスなんか気にならないほどだった。特にどこを観ていいか目移りするソロパート、さらにその最後のフレーズが、この瞬間のために聴いてる!!! ってくらい高揚感があって大好き。そしてああいうフレーズを弾くときのLauriの左手の美しさ……。本ー当ーに美しかった。美しかった。もう百回くらい言いたい。生Deep Unknownを観るのはこれで3回目だけど、1回目は観る位置を誤って死角で、2回目は遠くて詳しくは見えなかったので実質初めてのようなもので、間違いなく今回最大の感動の瞬間だった。……我ながらピンポイント過ぎだ。

最後はお約束のBlack Diamondで、やはりギター・キーボード等が聞こえにくいせいで感動40%減くらいの感じになりつつも、まずまず楽しく終了。あっさり気味で、終わってしまうーっていう感慨に浸る暇もあまりなかった。

Lauriは最後まで下手側の観客とハイタッチしたりとフレンドリーにコミュニケーションをとっていて(こっち側にも来てほしかったな……)、皆が並んでいる挨拶の列に慌てて戻ってた。挨拶もあっさり終了。計一時間ほどでした。

とにかく……ベースの良さというのは他のパートがきちんとあってその中に輝いてこそである……という当たり前のことを改めて痛感したりもしたライヴであった……あまり前で見すぎてはいけないということなのでしょうか。けどやっぱり折角なら近くで観たいしジレンマだ。

セットリスト。(mixiから引用。自分では途中の順番が記憶にない……)

  1. Darkest Hours
  2. Speed of Light
  3. The Kiss of Judas
  4. Infernal Maze
  5. Legions
  6. Deep Unknown
  7. Forever
  8. Under Flaming Skies
  9. Hunting High and Low
  10. Black Diamond

ちなみにすぐ近くの人たちがリストを貰っていたけれど、みんなHelloweenに向けてそのまま待機中という状況柄、写真を撮らせて貰うのは不可能な状態だった。

やはり曲数は少ないし、単独公演では必ずあるベース・ギターソロコーナーが無いのは残念で仕方ないけれど、日本ツアーの途中から新しく入ったらしい、Infernal Mazeが聴けたのが嬉しかった……! どんなふうになるんだろうとドキドキするのも楽しい。明らかに……周囲のノリは戸惑っていたが。途中からは盛り上がっていてよかったけど。みんなで集合し、目配せしあってスタートしてたのはこの曲だったかな。

Under Flaming Skiesも。こちらは今のところそれほど好きな曲ではないんだけど、新曲を増やしてくれるのは嬉しい!

確か、いつもと違う曲をやるというようなことを言って始まったのがForeverだった。他公演では代わりにMove The Mountainをやっていたようだ。そんな! 正直Foreverはもういいよ……逆にMove The MountainはElysiumで一番メロディが好きな曲だったし、Jensの活躍も見たかったので、残念な変更。でもForeverは人気の高い曲で、多くのファンはむしろ私とは逆の気持ちだろうから、他で新曲を増やした分、バランスをとったのだろうか。「リクエストした」という会話も聞こえたので、ファンからの要望も多かったのかもしれない。

少しずつ、Tolkkiさん時代の曲に頼ったセトリから脱却しつつあるように思える。それだけ、アルバム”Elysium”がバンド的にも自信作だったのかな。昔の名曲は最低限でいいから、どんどん進化し続けてくれると嬉しい。

そしてできれば一曲くらいLauriの曲もやってほしー……。Forever Is Todayは人気高かったようなのにあっさり消えちゃったし残念だ。まあ今回10曲の狭き門では仕方がないか。いつかはLifetime In A Momentが聴きたいが、今のところやらないってインタビューで言ってたし、無いだろうな。

思い残すことは多く、なんだかネガティブかつ意味不明なレポだが、でもでも最前列で間近でLauriを観られて、それだけでかなり幸せだった!!


Helloween

Helloweenは「Keeper of The Seven Keys」だけ持っていたけれどちゃんと聴いていなかった。少し前に現メンバーの名前を確認し、「Are You Metal?」のMVをネットで見て曲調の変化に驚くもそのままで、前日にやっぱり最後は盛り上がりたいなと思い直し、アンコール二曲が「Keeper〜」の曲だったから、一夜漬けで歌詞など見ながら覚える。

さすがに最前列で観る勇気も元気もなく、一旦外に出て休憩。開始直前にもう一度入って観た。後ろでまったりの予定が、せっかくの機会だしーと思っている間に結局前から1/3くらいの場所にいたけど。

とりあえず視覚的に観たいのはやっぱりベースだなーと思い、事前に聞いたり観たりした情報ではベースのMarkusは左(下手側)にいたような気がしたので、中央より少し左に。が、私が見える範囲では常に反対側に居て、あとは後ろに下がって見えなくなっちゃったり? よく動いていたから彼の定位置がどこなのか最後までわかりませんでした。笑 しかし前方の見通しが良くて、右手の動きまでちゃんと見えるときも多かった(私は身長が低いので画期的!)。気のせいかベース音は控えめだったけど、Eagle Fly Freeの途中のとことかかっこよかったなあ。Markusはピックと指弾きを使い分けていて、確認できた範囲では昔の曲の方が指率高かったような。一曲中で使い分けていることもあった。何かの曲のときにさりげなくスラップ入れてたのもかっこよかった。スラップばかりの曲は好きじゃないんだけど、ちょこっと入るのが好きなんだ☆

ヴォーカルAndiはよく喋るおもしろいひとだった。が、今度は周りの人が合唱しまくるという理由により、ヴォーカルがときどき聞こえなくなる(゜ω゜)みんなフルコーラス歌えるほど盛り上がるのは羨ましいが……。歌は普通によかったと思う(適当で申し訳ない……)

ギターのWeikiさんは私の位置からはあまり見えず、しかしかっこよかった。日本ではこの人の名前は「マイケル・ヴァイカート」となっているようだけど、メンバー紹介ではドイツ語読みで「ミヒャエル」と言われてたから意味なくニヤっとしちゃった。もうひとりのギターSaschaがよく見えた。黒髪にオサレひげ、派手タトゥ、ひらひらの肩章をつけた衣装にキラキラストラップ、とひとり異彩を放つおしゃれさん。ツインリードギターのライヴってあまり観たことがないので新鮮だったけど、ソロ部分以外私にはどっちが弾いてるのか区別が付かなかった。(´∀`*≡*´∀`)

ドラムのDaniもかっこよかった。最も新しいメンバーのようだけど、個人的に一番かっこいいなーと思ったのがドラムかも。ドラムソロもあって楽しかった。ただ距離と角度の都合であまり姿は詳しく見えず、最後まで顔が覚えられませんでした……。

アンコール催促は観客が「Happy Happy Helloween♪」と合唱するんだね! 全体に、過度にシリアスだったり暗かったりしない、和やかで楽しい雰囲気のバンドなんだなーって印象。そしてStratovariusとは違って、みんなに芸能人☆って感じのオーラがあった……笑

そんなわけで、思ったよりずっとHelloweenも楽しめた。キャッチーなメロディが多いから、帰路の間中、歌メロが頭から離れなかった。知らない曲も多かったけれど、細かいところを楽しむのではなく、フェスで良いバンドを観られて楽しかったーというときみたいな感覚。若干「いっぱい曲やれて、ドラムソロまでやれていいよな」とか「MCの時間がかなり多いからその時間をスペシャル・ゲストに分けていただけませんか」などという僻みの気持ちがなかったと言えば嘘になるけど……。(*´∀`)

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Interview: Metal Trails 2011/02 (video) メモ

, , Interview, Videos 28 Feb. 2011

昨日のライヴレポも書きたいのですが……その前に、ドイツでのインタビュー。

Metal Trails: Stratovarius Interview – Support von Helloween auf der 7-Sinners Tour

一生懸命ドイツ語しゃべろうとしている! どうやら、コメント欄でつっこまれまくっているので正しくはないようだが!

英語がだめすぎて内容に自信がないが、どこかで聞いたことがある情報が多いかな。名目はStratovariusのインタビューだけど、主にLauri個人のことについて語っている貴重な映像。

Polarisでは5曲書いたけどElysiumでは1曲+ボートラ3曲になってしまったので、というくだりで苦笑してるのがとても泣ける……。インタビュアーさんもどう返して良いかわからない風に苦笑してるが……。

珍しく「シベリウス一族」について語っている。血統のおかげかどうかはわからないけれど、家族みんなが音楽をやっていて幼い頃から音楽に囲まれていたから、音楽をやるのは自然なことだった、とか。基本的にはクラシック音楽家ばかりのようだけど、ときどきデスメタルバンドでドラムをやっているイトコなども居るとか……笑 祖父というのは、Jussi Jalasという人のことだろうか。指揮者で、Wikipediaによると「シベリウスの一連のピアノ伴奏歌曲を、管弦楽伴奏に編曲している。」そうである。

他のバンドでの活動について、メタル分野では〜と具体例を出しているが、Warmenの名前も出してくれていて嬉しい。なんとなくこれまで、意図的スルーかと思っていたので。(……)本人の意図がどうかはともかくとして、私的には、Lauriが一番輝いているメタルバンドはWarmenだとやっぱり思う。

他、願い事を訊ねる質問(three wishes? free wishes?? 聞き取れなーい)に対して、より良い人間に、より良いミュージシャンになり、宗教をなくして世界平和……みたいなことを言ってるのかな? それ以上良い人にどうやってなるというのだ。禁煙するとかでしょうか。

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ラップ×二胡: Lauri plays the erhu on a rap song

, , CD Info 24 Feb. 2011

YouTubeでみつけた参加作品情報。

フィンランドのラッパーAsa Masaという人の”Suomi Saamelaisille”という曲。

ラップ+東洋風の不思議な感じの曲。一応Hip Hopなのだろうか。フィンランド語のため肝心の(?)歌の内容はわからない。まあ私にとって肝心なのはそこじゃないけど。

興味深いのは、Lauriの担当がベースおよび”erhu”というところ。これは中国の楽器「二胡」のことのようだ。Lauriの趣味に民族楽器のコレクション、というのがあったが、こんなところで活用されていた!

おそらく0:55あたりで中国、というよりは何かインドとかそっち風のメロディを奏でているのが二胡だろうか。冒頭のリフを弾いている楽器も?? と馴染みがなさすぎて疑問符だらけ(゜ω゜)そして二胡が気になりすぎてベースの印象が全く残らないのも問題だろうか。笑

http://www.discogs.com/Asa-Masa-Jou-Jou/release/2731504 によるとこの”Jou Jou”というアルバムは2月23日にリリースされたばかりで、ジャンルはFolk, World, & Country, Hip Hop。Lauriは”Mikä Mikä Kylä” “Hip Hop Hurraa” そしてこの “Suomi Saamelaisille”の3曲に参加。

追記:Twitterで詳しい方に教えていただいたのですが、やはり0:55〜あたりの楽器が二胡だそう! そして冒頭の音もエフェクトがかかっているものの二胡っぽいとのこと。ということは、あれ? この曲って実はかなりLauriが活躍してるんじゃないの? 新しい方向で……(゜ω゜)あと少しリリースが早ければ前記事のと一緒に通販で買えたのにー

通販リンク http://www.recordshopx.com/artist/asa/asa_masa_jou_jou/


ちなみに、Tour in progressの台湾編(伝説のパンダモービルのアレ)に、Lauriがそれっぽい楽器を弾いているシーンがある。(二胡かどうかはわからないです……)

追記:二番目(1:50〜)に弾いている楽器が二胡だそうです。この弓は弦と弦の間に入っていてとれない仕様で、表裏両方を使って弾くらしい。へええー!


さらに追記:Tuomoさん(Prättälä)がこのアルバムを推しているようだ! そのうち通販でまとめて買いたい……!

さらに追記:その後、LauriがFacebookのファンページに書いていたところによると、やはり二胡は上記の台湾で購入したものらしい。Charango(チャランゴ、チリの民族楽器)なども弾いているそうである。

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Ville Tuomi “Petteri Punakuono”

CD Info 22 Feb. 2011

かなーり季節外れだけど、偶然見つけたので。「Raskaampaa Joulua」というクリスマスアルバムに収録されているらしい「赤鼻のトナカイ」HR/HMバージョン。

このアルバムの存在自体は知っていたけれど、既に持っている同シリーズの「Raskasta Joulua」をあまり聴いてなかったので、似たような感じだろうし、そのうちクリスマスシーズンにでも買えばいいかな……と思ったまま忘れていた。

けど、これを聴いて今、買うことを決意(*´∀`)

こういうアップテンポの曲だと特に、Lauriは本当に楽しそうに弾くなーと思う。聴いていて楽しくなってくるし、ベース弾きたい! っていう気分にさせてくれる。楽しくて華やかだけど、決して俺が俺がって感じではなく、気配り型の寄り添うようなベース。もちろん要所要所でキラキラ華も添える。……人柄だよねーー

この曲、全体のアレンジもかなり好み。コメント欄によると、ギターはAlexi Laihoが弾いてるのだろうか?

CDが届いたら改めて感想を書くことにしよう。


これかけてたら家族に「トナカイ全力疾走してるね……」って言われたんだけど(*´∀`)

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TunnelVision “Rebel” MV

, Videos 19 Feb. 2011

Lauriのプロデビューバンドらしき、超プロフェッショナルなミュージシャン達によるフィンランドで最も成功していたプログレ・メタルバンド(自称)TunnelVisionのプロモ映像。

1stアルバム「While The World Awaits」収録の曲。この動画はともかく(失礼)CDで聴くとなかなかかっこいいアルバムである。

とにかく若ーい。Lauriはこの時、22歳くらいかな? 初々しいが……服は着てほしい 今さらだが :)

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Torpedo “Pätkä Tietä Ja Vähän Bensaa”

, CD Reviews, Videos 18 Feb. 2011

参加アルバムの感想シリーズ。

Torpedoというバンドの2006年のアルバム。Lauriの時代に出たアルバムはおそらくこれ1枚のみと思われる。

Pätkä Tietä Ja Vähän Bensaa

Aki Trygg (guitar, vocal)
Santeri Saksala (drums)
Lauri Porra (bass)

基本はギター、ベース、ドラムのスリーピース編成。ブックレットを見る限り、Lauriはこの時点では正式メンバーだったようだ。ただしベースは音量がとても控えめ(というかギターと歌が強調されている)な上に特に見せ場もなく、存在感が希薄……Lauriが弾いてるかどうかなんて全くわからない。

Aki Tryggという人主導のバンドのようだ。ドラマーはJonna’s Problemで共演しているSanteriさん。曲調はごく普通のちょっとレトロなロック中心だが、歌詞がフィンランド語なので、外国人の耳にはそのへん斬新かもしれない。私には歌詞内容が全くわからないが!

メロディはなかなか良くて演奏もハイクオリティな雰囲気だが、それほど個性が感じられず、個人的にはこういう曲調はわりと好きだけど、正直、Lauriファン・ベースファンにはそれほどおすすめしない……気もする。(同じスリーピースロックならBen Granfelt Bandの方が好きだなー)

好きな曲は「Sinne On Pitkä Matka」「Junan Vaunussa」「Häipyy」あたりかな。

このCDはRecord Shop Xで今も売っている。

YouTube公式チャンネルで「Sinne On Pitkä Matka」が聴けます。

Torpedoというバンドについて。

公式サイトを見ると、初期のベーシストはオルガン兼任のEmerson Burtonという人で、HIMのキーボーディストだそうである。彼については全く知らないが、少なくともベースは本業ではなさそうで、このあたりからも、あまりベースが重視されるバンドでは無さそう……というのがうかがえる、気もする。

現在のベーシストはMikko Määttäさん。Mika JärvinenのFive Fifteenの人。どうやらSanteriさんも元Five Fifteenなのかな? 相変わらずのスターシステム☆

なお全体的にフィンランド語ソースしかないので、情報が間違っている可能性ありです。

Torpedo Official Website: http://www.torpedo.cc/
Torpedo MySpace: http://www.myspace.com/torpedohelsinki

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Interview: Metal Asylum 2011/02 メモ

, Interview 18 Feb. 2011

Lauri Porra – Bass for Stratovarius, Date: 2/4/11
http://www.metalasylum.net/interviews/2011/i1103.php

Stratovariusのインタビュー。なんだか微妙な質問が多く、Lauriファンとしては読みながらにちょっとモヤモヤする感じ。特に、新体制のバンドが一定の成功を収めている今になって、Tolkkiさんのことやらずっと昔の曲のことやら、ばかり訊かれ続けるというのも切ない。

全体的にLauriにしてはとても回答がネガティブだけど、この質問じゃ仕方ないよね。

いくつか新しい情報などをメモ。

「Elysium」のプロモーションビデオ撮影の予定はある?
無いと思う。一時期は制作について考えていたけれど、ちょうどJörgの病気によって少し活動を休止しなければならなかったから。

私はDeep UnknownのMVを偶然見て興味を持ったので、ちょっと残念。これから改めて作るということはできないのだろうか。何にせよ、Jörgが元気になって良かったです。

最初の3アルバムからの曲をライヴでやる予定はありますか?
無いと思う。やったとしても、ほとんどのオーディエンスが曲をよく知らないよ。それよりは新しい曲をやるよ。今はもう誰もその頃のメンバーは居ないしね。

ごめん、わたしもしらない……。そういえば少し耳にした限りでは、Tolkkiさんのヴォーカルはわりと好みだった。けど評価低いんだね。メタル的にはあまりうけない声質なのかな。

ライヴDVDのための収録はしていますか?
DVDの計画はないよ。昔のライヴを収録した素材はあるから、いつかは出せるかもしれないけど。皆その質問をしてくるんだけど、俺は個人的にはライヴDVDには、自分たちのものにせよ他のものにせよ、関心がないんだ。それよりも、新しい音楽を聴きたいからね。

他のインタビューでもDVDの予定はないと言っていたし、Lauri個人的にも望んでいない、ということは控えめに言っていたけれど、今回は「興味ない」とはっきり言っちゃってる。これはやっぱり音楽を作る側と聴くだけの側のギャップというか、ファンとしてはDVDがあれば嬉しいんだけどな。まあロックバンドのベーシストなんてあんまり映んないからいいけどさ……。

それから、部分的だけど、こんな感じのことを言っているのでメモ。

もちろんTimo Tolkkiは長い間バンドを主導していたわけだから、もちろん彼のことを懐かしむファンはいるよ。けれど、彼は今も素晴らしい音楽を作り続けているんだから、新しいStratovariusの作品が好きになれないのなら、彼がStratovariusを離れてから作った新しい作品を聴けばいい。あらゆる音楽を聴く余地があるんだから。

とても賛同したい。「もちろん」が被ってるけど敢えてそのまま。

先日、Stratovarius公式フォーラムにMatiasとTolkkiさんが和やかに飲んでいる写真が紹介されていた。もしかすると、お互いに内心ではこの野郎と思っているのかも知れないけれど 笑、お互い別々の道をうまくいけばいいよね。

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From Guestbook: Q&A メモ 2

Interview, News & Info 17 Feb. 2011

公式サイトのゲストブックの過去ログで得た情報をメモ、その2。 翻訳はかなり適当・要旨のみ、情報自体は古いです。

Q「あなたのベース・ハーモニクスは素晴らしいですね。Tony Franklinには影響を受けていますか?  Jimmy PageのソロやJohn SykesのBlue Murderでもプレイしている人です」
A「残念ながら彼のプレイを聴いたことがないので、答えは『いいえ』だね。ハーモニクスについて主な影響はJaco Pastoriusと、それからArttu Takaloというフィンランドのビブラフォン・プレイヤーだと思う」

Lauriにはまった理由の30%くらいはハーモニクスを駆使した奏法っていう気すらしている私としてはとても気になる質問。しかし、ビブラフォンとは……。Arttu Takaloという人は、元はXLというプログレバンドに在籍していたようだが、あまり国際的に知られている人ではないみたいだ。ちなみに「Blue Murder」は同名アルバムだけ聴いたことがあるけれど、Lauriファンはきっと好みだと思う。

Q「AngraのEdu Falaschiのソロアルバムで弾いているそうですが、どんな内容ですか? ベースラインはシンプルな感じなのか、あるいは技巧的なのか……」
A「Eduのアルバムでプレイするのはとても素敵な経験だったよ。すべてのベースを一日で集中してレコーディングしたんだ。EmppuとEduと一緒にヘルシンキでね。すばらしい曲ばかりだよ! 完成したアルバムを聴くのが楽しみなんだ。いろいろ違ったタイプの曲があるから、シンプルなものもあれば、スラップやタッピング、ワウを使ったものなんかもあるんだ。幾つかの曲ではフレットレス・ベースを弾いてるよ」

これを読むと楽しそうなアルバムなんだけどな……いまいち個人的にはピンとこない。もう少し聞き込んでみよう。

Q「MetallicaのCliff Burtonに影響を受けていますか?」
A「偉大な故Cliff Burtonには、とてもすごく影響を受けているよ。最初にベースをはじめたときは、すべてを彼のプレイから学んだんだ。今は他の方向の音楽に行ってしまったけれど、それでもなお、彼のアティテュードやキャラクターには影響を受けている。彼の音楽はずっと俺に影響を及ぼし続けるよ」

回答が! 熱い! 永遠のアイドルなんだなー。私はあまりCliffをよく知らないので「似ている」と世間で言われているのに対し、そんなに似てるかな?? と疑問に思っていたんだけれど、きっと単に演奏の系統が似ているとかそういうことじゃないんだね。

Q「ピックを使っていますか?」
A「ほとんど指弾きだけれど、ごく稀にピック弾きの音が必要なときには使うこともあるよ」

ちょっとみてみたい

Q「良いドラムをプレイするためには何が必要でしょうか?」
A「ビール!」

???

Q「Stratovariusで好きな曲はなんですか?」
A「わからないけど、舞台袖に座って聴くForeverは好きだよ」

2006年時点での回答なので、Tolkkiさん時代の曲の中でってことで。冷静に考えるとわりとシビアな回答 :)

その他、全部大文字で書き込む人には署名まで全部大文字で返したり、ポルトガル語で長文を書き込んだ人には「読めません」という内容を丁寧にフィンランド語で返したり、「:$」という顔文字を連発している人に「€」と返したり、脱字だらけで暗号みたいになってる人にはわざと同様に暗号みたいにして返したり……と楽しいのか怖いのかわからない仕様となっている。笑

しかし、Stratovarius解散騒動の頃には特に、ゆえのない中傷なども書き込まれていたようで。そういう中傷誹謗コメントに限って必ずレスがついていたりして、放っておくか削除すればいいのに! とつい思っちゃう。Stratovariusの公式フォーラムを眺めていても常々思うんだけど、Lauriって、……スルーできない性格っぽいよね(゜ω゜)

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Stratovarius “Elysium” (Collectors Edition)

CD Reviews 15 Feb. 2011

「Elysium」の Limited Collectors CD+7″ Edition。

当初Amazonで予約していたら「入荷できませんでした」みたいなメールが来て勝手にキャンセルされていた! というわけでeBayで購入。お目当てはこれ……

Elysium Collectors Edition 7"

ボーナストラック2曲が収録されている7″。
作詞作曲者名がクレジットされているのがいい感じ(*´∀`)
両面ともLauriの曲ですよ(*´∀`)

ちなみに日本盤「Elysium」のボーナストラックもLauriの曲なのでLauriファンとしては同じアルバムを二枚買わざるを得ないという、嬉しいような悲しいような状態である。

それより問題はレコードプレイヤーを持っていないということだった……。父が持っていると思ったが古すぎて使えないらしい……。しかし、同じく父がむかーし使っていたというポータブルプレイヤーが奇跡的に(?)使えた。しかしポータブルなのでスピーカとかもしょぼくて音が悪い。接続する端子もないし。まあ聴けただけ幸運ということで。

A面の「Last Shore」がとてもいい曲! Gloriaaa♪ 個人的には、アルバム本編の曲のほとんどより好きなくらい。八分の六拍子(かな……)のリズムがとても良い! 賛美歌っぽいところもあったり、クラシカルで荘厳でなんともLauriらしい雰囲気。正直、ボーナストラックにはもったいない。この曲があまり聴かれるチャンスがないことは残念すぎる。

B面「Hallowed」は若干B級な感じかな。笑 キーボードがかっこいいけど。

本編のデモ版も、これはアルバムのCD ExtraとしてMP3データで入っている。結構、完成版と違っていて楽しいけれどやっぱり普通にアルバムを聴くほうがいいな。

パッケージには全員の直筆サイン入り。サインしている光景がドイツAmazonのページで見られる。Matias君丁寧にやりすぎ……笑

Elysium Limited Collectors CD+7″ Edition

よ……よめません。が少なくともLauriのサインは左上の控えめな「LP」で間違いない!(別に手抜きではなくいつもこのサインっぽい)。その隣の丁寧なのがMatias、その隣はJensだろうか?(上下逆?)この写真は開封前に撮ったので隠れちゃってるけど、映像を見る限りでは右がJörg、下がKotiなのかなー。自信ない。

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Interview: Les acteurs de l’ombre 2011/01 (fr) メモ

, , Interview 14 Feb. 2011

Stratovarius, entretien avec Lauri Porra
Stratovariusのインタビュー。またフランス語。

全体的に、それほど目新しい話はない。……かもしれない。

Elysiumの歌詞についての質問の中で、Stratovariusはメタルだから暗い歌詞だというようなことを言っている。……かもしれない。(けどそれに立ち向かって前向きに戦っていく、という?)

「メタルっぽさ」を追求した結果あのように(?)なったのだろうか。そもそもメタルの歌詞が暗くなければならないのかどうか私はよく知らないが。Stratovarius以外でLauriが作っている曲には歌詞がないので比較できない。このブログのタイトルにしている「Iltatuuli」は歌詞があるもののフィンランド語なため内容を把握していない……。

他のインタビューでも曲の歌詞的な内容について、困難や暗いことがあっても最終的には前向きでポジティブになるということを言っていた気がするが、Lauriの書いた歌詞って……なんか前向きの方向が違う気がする。

日本で人気があるから日本盤にボーナストラックがあるのか? みたいな質問に対して、フランスより人気があるわけじゃないよ、今はそんなに有名じゃないし。ただ日本ではCDがやたら高いから[1]ボートラを入れないとみんな買わなくてレコード会社の策略なんだよ、みたいなことを言っている。……かもしれない。


  1. 個人的にはフランスもCDは高いイメージだが、国内のレーベルが別バージョンとして出しているわけではないのだろうしね(少なくともStratovariusに関しては)。 []

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Interview: Tangra Mega Rock 2011/01 メモ

, , Interview 9 Feb. 2011

Original text: http://www.radiotangra.com/?page=int&lng=en&id=255

訳そうと思っているとそのままになりそうなので、他のインタビューと被らないところ、気になったところのみ抜粋メモ。ラジオの電話インタビューということで、元記事の下の方に音声データあり。DJはブルガリア語、なのかな?

「Lifetime In A Moment」をライヴでプレイする予定はありますか?
それについて話し合ったことはないけど、まだやらないだろうと思う。もちろん、個人的にはやれればいいなと思うけど。あれは自分の曲だし……
だからこそ聞いたんですよ。
……もう少し速い曲をやるんじゃないかな。
「Darkest Hours」や「Infernal Maze」かな?
そうだね、あと多分「Under Flaming Skies」もね。
もう少しアルバムについて話してもらえる? あなたは9曲中1曲だけしか書いていませんね。もっと作ったけれど採用されなかった曲があるのでしょうか?
実際たくさん作ったよ。6曲か8曲くらいは作った。3曲はボーナストラックになったんだ、2曲はレコードで、1曲は日本盤で聴ける。けどこのアルバムではマティアスがより多くの権限を持つことになったんだ。もっと自分の曲を入れたかったと思うこともあるけれど、バンドの決定をよく理解してるし、支持している。マティアスはプロデュース面でも作曲面でも、このアルバムの中心となってすばらしい仕事をしてくれたから。

このインタビュー、Lauri個人に特化した質問をいろいろしてくれているのが嬉しい。どうせならもうちょっと曲のこととか、つっこんで聞いてほしかったな。

ごくごく控えめながら、本音ではもっと自分の曲をライヴでやったり、アルバムに採用したりしたかったという気持ちはある、という話が聞けて、嬉しいような悲しいような。そりゃーそうだよね。私も聴きたかった……。しかし”I do understand and support the decision we made.”というのもまた本音なんだろう。ボーナストラック、せめてCDならもう少し聴きやすいのに!

この後、Sinergyのことも話している。アルバムをレコーディングしていて完成しかけていたけれど結局出なかった、ということらしい。もったいないなー。

Iron MaidenやFaith No Moreのように、ベーシストがボスになるバンドもありますよね。あなたは2005年にバンドに加入したから、ボスにはなれないわけですが、内心ではどう? 他のバンドメンバーは友達、それともただ良い仕事仲間?
それは、良い友達だよ。つまり、バンド以外のことも一緒にやったりするようなね。クールな感じだよ。もちろんときどき難しいこともあるけれど。バンドというのは結婚みたいなものだ。けど俺は彼らを友達だと思ってる。
結婚みたいなもの? けれど結婚というのは、セックスで結びついていますよね。そして拙いセックスによって破綻したりする。あなたはバンドと良いセックスで結びついている?
いや、本当にはしていないけど。(笑)けど良い関係は保とうと努めているよ、セックスは他の誰かとしつつね。(笑)ソロアルバムや何かを作ったり、少しの間ほかのバンドで活動したり、そうすることでまた良い関係になれる。
あなたのミュージシャンとしての、Stratovarius以外での次の予定は?
フィンランドの映画のための音楽を書き上げるところなんだ。それから春には三枚目のソロアルバムを制作できる。Stratovarius以外で今の主な仕事はこの二つかな。他に少しセッションの仕事もしてる。フィンランドのポップスアルバムで弾いたりとか。
どんな種類の映画?
ドラマだね。Alexi Nakkele[1]というフィンランドの監督の、”Home peace”[2]というドラマなんだ。

「ボス」になりたいとは思わないのか、的な質問については、なんだか流れでそのままになってる(か、わざとスルー?)けど、リーダーなLauriはイメージできないな。あくまで影で活躍するのが似合う気がする……。

ソロアルバム、もうかなり出来ているのだろうか? 楽しみ。だけどみんな仕事速すぎる! 英米のバンドだと、専業でやっていても何年も何年も新譜が出ないなんて普通なのに、幾つもバンドを掛け持ちした上どんどん新譜が出る。バンドは結婚のようなもの、と言っているけれど、どれだけ多重結婚なのか。笑

Emma Salokoski Ensembleにもぜひ新譜を出してほしいけど、今のところ計画はないのかな。


  1. ググっても謎だしフィンランドっぽくない綴りになってるし間違いの可能性が高い…… []
  2. これも勝手に英訳されている疑惑だが元の名前が聞き取れず。今度調べてみよう []

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Uusi Fantasia “Barefoot Not Naked” MV

, , Videos 7 Feb. 2011

Lauriがベースを弾いているUusi Fantasia「Barefoot Not Naked」のMV。映像には別にLauriが出ていたりするわけではないけれど。

これ、Lauriが自らFacebookで紹介してくれていた。個人的にこの曲が収録されている「Heimo」というアルバムにかなりハマっていたので嬉しい。ただ、これ以外の曲の方が個人的には好きである。

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Stratovarius “Elysium” (Japanese Edition)

CD Reviews 6 Feb. 2011

 Stratovariusのニューアルバム「Elysium」の偏った感想。

Elysium Japanese Edition

 日本盤は、CDの裏面のようなキラキラ感のあるデジパック。メンバーごとにコメントの付いている写真カード付き。……ひげそってよ( ゜д゜)

 好きな曲は、今のところ「Lifetime In A Moment」「Move The Mountain」「Event Horizon」あたりかな……タイトル曲「Elysium」も好き。

 「Lifetime In A Moment」。これは本編で唯一Lauriが作った曲。Lauriファンではあるけれど、ファン心の八割くらいは「ベーシストとして好き」なので、新体制Stratovariusの作曲家としてという点ではMatiasの方が期待大だった。……が、聴いてびっくり。まずなんといってもベースが好み! ラテン語の呪文のような歌ともやもやとした不思議な音で始まり、「?」と思っていたら本編がはじまって、いきなり滅茶苦茶かっこいいベースが入ってくる。この瞬間、このアルバム買って良かった!! と思った……笑 ベースライン自体はかなりシンプルなんだけど、シンプルだからこそ美しさが際立つ。勿論ベースだけじゃなくて、他も好き。荘厳な儀式みたいなサビもすごくいい。こういう曲は、Lauriにしか作れない、とまではいかないかもしれないが、でもLauriだからこそ作れた、とは思う。「Polaris」では全体に、この人はバンドのベーシストとしてじゃなくて、あくまで作曲家として曲を作るんだなあ、と思っていて、個人的にはそこが若干物足りなくもあったんだけど、これは同時に、ベーシスト・Lauriの曲でもある気がする。

 「Move The Mountain」はアコースティック寄りのバラードだけど、異国情緒あふれるような懐かしいような物悲しいメロディが心に残る。このアルバム買って良かった瞬間その二! 全曲中でも一、二を争う「美メロ」曲という印象。もちろんJensの演奏も素晴らしい。

 「Event Horizon」。やはり、速くて賑やかな曲というのは良い! ストレートにかっこいい疾走曲。キラキラ感も、クラシックっぽいのにSFっぽいソロのメロディも素晴らしい。速弾きキラキラユニゾンにベースが参加してるのもポイント高いし、このアルバムの中でも、ライヴで見てみたい曲No.1。私は「Polaris」収録の「Deep Unknown」がすごく好きなんだけど、これは、あああれと同じバンドの曲だーーと思う。効果音もかっこいい。惜しいのは、歌メロがいまいちなところかな。でも Event horizon lies ahead! っていうところで燃えるからまあいい。

 「Elysium」はときどき鳥肌が立つほど好きな部分がある。途中のコーラスも、第三部のソロも。けど長さのせいもあって、映画を観るような覚悟で気合いを入れて聴かなければならず、そのへんが私が「音楽」に求めるものとはちょっと違う気もしている。しかし第三部あたりの絶望的な解放感みたいなものは、その映画のような流れあってこそ感じられる感動だとは思う。気軽にヘビロテするよりは、たまに「さて、『Elysium』聴くか!」って感じでじっくり聴きたい曲。


 Lauriの演奏面での目立ち度(?)は全体として「Polaris」よりは高い気がするものの、やはり地味といえば地味ではある……。もちろん普通にかっこいいが、それ以上に何か個人的にツボるポイントが多数あるかというと、それほどでもない。バンドの曲調柄、ある程度仕方ないとは思う。Stratovariusは好きだけれど、Lauriの所属バンドという観点からは他の方がやはり好みだな。

 あと、Lauri作の国内盤ボートラ「Castaway」のこと。ファンの感想を読んでいると、名曲「Black Diamond」っぽいという感想が散見される。確かにバロック風のチェンバロリフ(?)など共通するところはあるものの、それだけでソックリだというのは、部分的な特徴にとらわれすぎのように思うし、この曲にも「Black Diamond」に対しても失礼な気がするんだ。それはともかく「昔のStratovarius系」っぽいのかな、とは思う。個人的にはむしろ「Polaris」に入っていてほしかった。悪くは無い曲だけど、きっと「Elysium」には、もうこの路線は要らないのだろう。それはともかく、歌詞の「I’m your castaway」っていうフレーズが好き。Lauriの歌詞は、とても詩的ですばらしいというわけではないかもしれないけれど、独特の言語感覚が発揮されていて好きだなー。

 作曲については、八曲くらい作ったけれど一曲しか採用されなかったらしい(このインタビューによると)。まあ、それがバンドの決定ならやむを得ない。「Polaris」は過渡期で、それを経てこの「Elysium」はMatias中心の曲作りになって、新生Stratovariusの曲調を確立した……と思えば素晴らしいことではある。が、Lauriは「Polaris」では昔のStratovariusを意識したような曲調の「無難な佳曲」をいっぱい作っていた気がする。アルバムとしては初めての参加にもかかわらずLauriの曲が過半数を占めていたから、驚いた人も居たみたい。けど「Elysium」を聴くと、あれは、新旧時代の鎹となって、Matias君の本領発揮を待つ間の、裏方な活躍だったのか、とも思えてくる……。

 あんなにも才能溢れる人なのに、相変わらず損な役回りであることよ……(´;ω;`)

 数こそは減ったけれども今回の「Lifetime In A Moment」は単に「Stratovariusらしくお仕事しました」という感じを超えてLauriの個性も感じられる曲だと思うし、「Polaris」でLauriが作ったどの曲よりも好きになったから、いいんだけど。

 本編に入らなかった三曲が、日本盤・コレクターズ盤と分散してボーナストラックにされちゃって、嬉しいやら悲しいやら。


 追記:その後Collector’s Editionも買いました。詳しくはこちら

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International Road Trip: An Exclusive Playlist

News & Info 3 Feb. 2011

月額制で自由に音楽が聴ける系のサイトの、著名人のプレイリスト公開! みたいなの。

International Road Trip: An Exclusive Playlist by Stratovarius (by Lauri Porra of Stratovarius on January 20, 2011)

  • La Califfa by Ennio Morricone
  • Mi Ritorni In Mente (Single Version) by Lucio Battisti
  • Initials B B by Serge Gainsbourg
  • Lilac Wine by Nina Simone
  • Agua & Vinho by Egberto Gismonti
  • Soledad (from Astor Piazzolla / La Cammorra amcl 1021) by Astor Piazzolla
  • Valse Triste by Jean Sibelius
  • Ultimo Arlecchino by Ennio Morricone
  • Adiós Nonino by Astor Piazzolla

タイトルが「Stratovariusのプレイリスト」って感じになってるから「とてもメタルバンドのプレイリストとは思えない!」的な驚きコメントがついてるけど、完全にLauriの個人的な趣味ですな(*´∀`)それもベーシスト・Lauriのプレイリストですらなく、作曲家・Lauriのプレイリストって感じか。

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Interview: Aux Portes Du Métal 2011/01 日本語訳

, Interview 3 Feb. 2011

Japanese translation of this interview:

Interview de Stratovarius Lauri Porra (face to face), 11 Janvier 2011
http://www.auxportesdumetal.com/interviews/Stratovarius2011-uk.html

日本語訳について

Stratovariusのインタビュー。フランス語のサイトだけど、この記事は英語です。

Helloweenとのツアーはどうですか?
まずは順調に進んでいるよ。もちろん、当初Jörgがともにツアーに出られなかったことは不運なことだったけれど、Alex Landenburgは素晴らしい代役を務めてくれた。それに会場も素晴らしくて、たくさんのオーディエンスがいたんだ。Helloweenのオープニングを務めるというのはとても良いことだったよ。本当に楽しんでるし、雰囲気も良いんだ。
Jörg Michaelからのニュースを何か教えてくれますか? 今はどんな状況ですか?
うん、まだ三ヶ月かもう少しの間、治療は続けなければならないんだ。けれど彼の癌は、最も治療しやすい類のものだったんだ。今は元気になっているよ。ちょうど今夜のサウンドチェックを終えたところなんだけど、ほんとうに素晴らしかったよ! すごく安心した。
「Elysium」についてですが、やはり「Polaris」と同じようにメンバー皆が作曲を? 今回はMatias(Timo Tolkkiに代わって加入したギタリスト)がより多くの曲を書いたのでしょうか?
そうだね。いや、Jörgは作曲はしないんだけれど、けれど彼もアレンジには携わっている。それ以外では、「Polaris」と同じかな……誰かが書いた曲を、一緒に作っていく。Matiasはより多くの曲を書いたよ。以前よりもバンドに慣れたしね。実際「Elysium」の大部分の曲がMatiasの作なんだ。「Polaris」ではまだお互いを知ろうと努めている段階だったけれど、今はもう完全にバンドと一体となった。
Helloweenとのツアーのために、予定より早くアルバムをリリースしなければならなかったそうですが、結果として出来には満足していますか? よりアイディアを深めるためには、もう少し時間が欲しかった? また、そのために完成できなかった曲などはあるのでしょうか?
幾つかそうした曲はあったけれども……けれど、アルバムには良い曲が収録できたと思う。だから、仮にあと数ヵ月多くアルバム制作に費やせたとしても、結果に大きな差はなかったと思っている。影響といえば、Matiasがアルバムのプロデュースをするにあたって、より速く仕事をしなければならなくて、スタジオに長い間入っていたということだ。
「Elysium」は「Polaris」と比較すると、より大胆で、斬新な作品になったと言える?
うん……「Polaris」はもっと、まず自分たちについて再確認するようなものだった。「Elysium」は「Polaris」を制作して、そしてそれに続くツアーをする中で学んできた成果としての作品になったんだ。一緒に作品を作る経験を積んで、慣れてきたから、より多くの選択肢が見えてきたし、深めることもできた。より多くの権限をMatiasに与えることになったし、彼もStratovariusの動力をより理解するようになった。今は、完全なバンドになったと感じるんだ。「Polaris」のときは、なにもかもが新しいことだったし……だから少し違っていた。俺たちはこの新しいアルバムを本当に誇りに思っているし、Stratovariusがここしばらくリリースしてきた中でも、最も強力な作品になったと思っているよ。
Stratovarius史上、最も長い曲を作ったのは、挑戦的なことでしたか? 「Elysium」は実に18分もある曲ですね。
「Elysium」を作り始めたときは、実際、25分あったよ! 幾つかのパートを削らなければならなかった。あの曲はMatiasが作ったわけだけれど、俺は、長い曲を作ることそれ自体は難しいと思わない。それをどのように作っていくかが難しいんだ……長い曲にはたくさんの要素がありすぎるからね。「Elysium」をよく聴けば、三つの曲に分かれていることが解ると思う。「Polaris」で「Emancipation」という長い曲を作ったけれど、そのときは半分ずつに区切ったんだ。けれど、あれはやはり区切るべきじゃなかったといつも思っていた。だから今回「Elysium」では、こうして一つの大曲にしたんだ。
あなた自身が気に入っている曲は?
「Under Flaming Skies」はすごく好きだよ。それから「Elysium」も。けれど俺にとって「Elysium」は、最初から最後まで通して聴きたいアルバムなんだ。だからこのアルバムのお気に入りは、アルバムそれ自体なんだよ。
現在Helloweenとのツアー中ですが、新アルバムは今週出たばかりですね。今後、単独ツアーを行って、より多く新曲をやる予定はありますか?
今のところは、このツアーと、それから南米あたりに行く予定と、それから夏フェスの計画があって、秋には次の状況がわかるかもしれない。ツアーをしたいとは思っているけれど、まだ計画段階だ。
さて、Stratovariusのようなバンドが、たった1枚しかDVDを出していない、それもきちんとしたライヴDVDではないというのは驚きです。今後DVDリリースの計画はあるのでしょうか?
過去にはDVDの計画はいろいろあって、幾つものライヴを撮影してはいたんだ。一度はミラノで、一度はフィンランドで、ブラジルのサンパウロでも。けれど常に技術的な問題があって思うようなものにならなかったり、製品化には至らなかったりした。今はバンドのメンバーも変わってしまったから、古いものを出したいかどうかわからないしね。正直なところ、今バンドにとってDVDリリースは最優先事項だとは思えないんだ。こうして新しいアルバムを出したし、それにまた次のアルバムを出したいと思うし。DVD制作は、もっと他にすべきことがないような場合にやることじゃないかな。もしライヴ映像が見たいのなら、YouTubeなんかで見られるし……
いやいや、それとDVDとは別だってあなたも思うでしょう?
うん、気持ちはわかるんだけど。けれど、かつてバンドはたくさんのライヴを撮影したけれど常に巧くいかずに、結果、莫大なお金も浪費してしまったわけで、DVD制作については慎重になってもいるとも思うんだ。
バンドとTimo Tolkkiとが別の道を歩み始めてから、いくらか時が経ちましたね。彼についてはどう考えていますか? また、バンドが困難に直面していた頃についてどう思いますか?
過ぎたことは、過ぎたことだよ。それは確かに残念なことだったけれど……そこから、良いことも生まれてきた。もちろん彼には巧くいってほしいと思っている。彼はほんとうに才能のある人だし、偉大なミュージシャンで……それは俺たち皆が思っていることだ。俺たちとは別の道を歩む方がいいと彼が判断したにせよ、俺たちは彼にとって物事がうまくいってほしいと思っている。
ちょっとした好奇心ですが、Timo Tolkkiの新しい作品を聴きたいと思いますか? 彼はSymfoniaというバンドをはじめていますが……
うん、もちろん。彼がやっているあらゆることに対して、俺たちはいつも「今は何をしてるんだろう?」って感じだからね。好奇心は強いんだよ。それに彼も俺たちのやってることに対して好奇心を持ってると思う……いずれにせよ、彼は偉大なミュージシャンだから、彼の作品は今後も知っておきたいな。
先だってリリースされた「Polaris Live 2009」はとてもパワフルで、ライヴそのままの自然さですね。オーバーダブも全くしていないように聞こえますが……
そうだね、オーバーダブはほとんどしなかった。1、2ヶ所ちょっと修正したくらいだよ。どんなライヴアルバムでも必ず、多少の修正はあるものだからね。より自然にできたのは、ツアーのほとんどで録音の準備をしていたからなんだ。たった一度の機会というわけじゃなく、十五もの公演から選ぶことができたんだ。だから「今日は『その』日だから、完璧にやらなければ……」なんて思うことなく、よりリラックスしてプレイすることができた。ライヴアルバムのことばかり考え過ぎなくてよかったんだ。それに、ミキシングのMikko Karmilaがすばらしい仕事をしてくれたんだ!
ライヴアルバムの話ですが、あなたはそうしたものをよく聴きますか?
昔のライヴアルバム、たとえばThin Lizzyの「Live and Dangerous」とかそういうのは好きだな……曲が少し違うからね。けど正直のところ、最近のテクニカルなバンドの、アルバムそのままの演奏をするようなライヴアルバムはあまり聴かない。もちろん、そのバンドのファンならチェックはするだろうけどね。けどそれより、スタジオ盤を聴くほうがいいな。
あなたがたのようなジャンルの音楽をはじめて知ってもらうために、三枚アルバムを選ぶなら何にしますか?
Stratovariusからってことなら、「Dreamspace」、「Visions」、そして「Elysium」。これら三枚で、Stratovariusの歴史のそれぞれ違った時代がわかるし、またバンドの全体としてもベストなアルバムのうちに入ると思う。他のパワー・メタル・バンドからなら……俺はあまり知らないんだけど、Helloweenの「Keeper Of The Seven Keys」とか、そうした作品がおすすめなんじゃないかな……
質問されるのに飽きた、という質問は?
「なぜ新アルバムは『Elysium』というタイトルに? どういう意味があるの?」って質問かな。なぜかって言うと、俺は答えを知らないんだ。だから、いつも適当にでっちあげてるよ。(笑)
反対に、どんな質問ならされたい?
(長い沈黙)……わかんないよ!(笑)「やあ、君はソロアルバムを出してるらしいけど、どこで買えるの?」って聞かれたら「recordshopx.comで買えるよ」って答えられるから、その質問は好きかな!(笑)
最近、個人的に買ったCDは?
昨日、Serge Gainsbourgの「The History of Melody Nelson」ってCDを買ったよ。
2009年のHellFestで、良い思い出はありますか?
うん、たくさんある。楽しいショーだったよ! Suicidal Tendencieも出ていたしね。大好きなんだ。彼らのショーの終わりには、ステージ上に大きなモッシュピットができたんだ。俺もそこに居たんだよ! みんながステージに上がっていくのが見えたから、俺も一緒に上がっていったんだ! あと、Dream Theaterも見たよ。特に大ファンってわけじゃないんだけど、でも良いライヴだった。それに、Europeもね。けど俺にとっては、自分たちのライヴ以外について言うなら、Suicidal Tendencieはあの日最大のイベントだったよ。
インタビューの最後に、何か締めくくりとして言いたいことは?
応援してくれてありがとう。「Elysium」を買って、どうか消えていきそうな音楽芸術を支えてね。決してこれは、Stratovariusのアルバムについてだけ言ってるのじゃないんだ。今、CDという媒体は死にかけている。今は音楽が無料で簡単にダウンロードできてしまうけれど、決して無料で音楽を作ることはできないんだ。音楽の作り手は、生き残ることができなくなってしまう。だから、君が音楽が好きならば、どうかそれを買って支えてほしい。

いろんな意味でLauriらしい、優等生インタビュー。なぜかWarmenの写真が使われている。笑

バンド側としても、新体制でのチャレンジだった「Polaris」を経て今回の「Elysium」で方向性が確立したという位置づけなのかな。「Polaris」においてはLauriが過去からの橋渡し的な曲をたくさん作って貢献していたけれど、今回はMatiasに完全に権限を譲ってしまった感じ。バンド全体としての進化なのだろうけど、その潔さ謙虚さがちょっと寂しくもある……。

2009年のHellFest〜というところは、Stratovariusのライヴのことを聞かれたんじゃないのだろうか?笑 Suicidal Tendencieって知らなかったので調べてみたらMetallicaの人のバンドなんだね。Lauriがメタル(?)バンドについて熱く語っているのは珍しいなーと思ったらそういうことか。

アルバムとまったく同じような演奏をするバンドのライヴ盤はあまり興味ないっていうのはおもしろい。私もライヴは違うアレンジの方が楽しいなあと思うし、Lauriのアレンジしまくるところが大好きなので、やっぱりあれは意識してそうやってるんだなあ、と思うと嬉しい。

微妙な質問に対しても、客観的な美点をちゃんと挙げ、個人的好悪には言及しない。気配りはするけど嘘はつかない、そんなところもすごい。……すごいけれどもう少しくらい我儘でもいいのにな。

ちなみにrecordshopx.comというのはフィンランドのCDショップで、オンラインでも買える(英語サイトあり)。Lauriのソロは日本では日本盤が出ているから手に入りやすいけれど、他のローカルな作品を買うのに重宝している。

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Interview: About.com 2011/01 日本語訳

, Interview 31 Jan. 2011

This is the Japanese translation of this interview.
Original text: http://heavymetal.about.com/od/stratovarius/a/Stratovarius-Interview.htm

日本語訳について

Stratovariusのインタビュー。

フィンランドのパワー・メロディック・メタルのベテランバンドStratovariusが最新作、Elysiumをリリースした。ドラマーのJörg Michaelは癌と闘い幾つかのショーをキャンセルした後、バンドに戻ってきた。新しいCDについて、今後の予定、ツアー道中の話、Jörgの健康についてなど、ベーシストのLauri Porraに最新情報を聞く。

Jörgの健康状態はどうですか?
驚くほど良くなって、今は既にライヴに復帰しているよ。九月に手術を受けてから、その後もう少し他の治療を受けていたけれど、とても順調に回復したと思う。
彼の癌治療によって、実際にツアーなどバンド活動にも影響が出ましたが、あなたは個人的にはどう思いましたか?
もちろん、友人でありバンド仲間である彼が癌だと聞くのは、ショックなことだったよ。けれど幸いにしてこの手の甲状腺癌は、危険な致死的なものではなかった。こういった難しい病気に対する医学の進歩にも驚いたよ。
最新アルバムElysiumについて話してもらえますか。
Polarisの素晴らしい続編になったよ。Polarisから始めた道程を皆で一体となって進んで、より進化したと思う。それに、ギタリストのMatias Kupiainenはすでに完全にバンドになじんで、バンドは演奏についても作曲についてもより多くを彼に委ねたんだ。野心的で、そしてよりプログレッシヴなアルバムになったし、バンドの新しい黄金時代の一部になってほしいと思う。
作曲やレコーディングについては、何か以前と変わりましたか?
Polarisとそれほど違いはないよ。まず皆が最初にそれぞれの曲を書いて、それから一緒にどうすれば最高のStratovariusのアルバムにできるかを確かめていくんだ。
Matiasが加入して二作目となりますが、より相性はよくなりましたか?
ああ、間違いなく。Matiasと一緒に曲を作る経験が増えて、彼により多く作曲してもらい、彼らしい音楽を作ってもらうべきだと確信するようになったんだ。
Elysiumの歌詞的な内容に関しては、どのように取り組みましたか?
Stratovariusの伝統的な流れの上にあると思う。いくらか暗いテーマで、けれどもその暗いトンネルの終わりに辿り着けたならば、そこにはかならず光があるんだ。
アルバムへの期待は?
ファンの皆に届いて、それからこのアルバムによって新しいリスナーも増えてくれればと思う。先入観なしに聴いて、音楽それ自体から感じ取ってほしいな。
北米におけるプロモーションと流通については満足していますか?
Eagle Rock〔プロモーター?〕は素晴らしい仕事をしてくれていると聞いているけれど、北米はヨーロッパのメロディック・メタルにとって、とても厳しい市場だからね。もっと多くのライヴが出来て、幅広いオーディエンスに俺たちの音楽を聴いてもらう機会ができればいいなと思う。
今後のツアーの予定は?
今のHelloweenとのヨーロッパ・ツアーを終えて、それから日本、中国、韓国、台湾に行くよ。それからは、たぶん南米ツアーを。できれば夏には幾つかのフェスに。秋以降の予定はまだわからないけれど、どこかの時点で北米にも行けたらと思う。
これまでに最もたくさんの観客の前でプレイしたのは?
たぶん、Wacken Open Airかな。七万人くらいの人が居たよ。
何もかも巧くいかなかったライヴは?
ときどき、何かが巧くいかないことはあるよ。機材の故障もあればメンバーの体調不良もあるし。けれどそうした問題を克服するために一生懸命取り組んで、どんな状況下でもベストを尽くしてライヴをする。ライヴのキャンセルはなんとしても避けたいからね。
ツアー道中に経験した最もクレイジーなことは?
クレイジーなことはときどき起きるよ。中米はいつでもクレイジーだね。エルサルバドルやベネズエラのような国では、何が起きるかわからない。エルサルバドルでは、俺たちがステージに向かう直前に、銃撃が始まったんだ。運良く誰も怪我はしなかったけれど。よくわからないけど、あれはただふざけてやっていたのかもしれない。
これまでにサインを求められた一番おかしなものは?
一度、誰かのパスポートにサインしたことがある。女性の身体にサインするのはいつでも好きだよ。
会場でも地元のレストランでも、一番食べ物が美味しい国は?
幾つかの会場はとても美味しい食べ物があるよ。たとえばプラッテルンのZ7、リヨンのTransbordeus、ビルバオのRockstar。地元の良いレストランを見つけて、その国の料理に挑戦するのも好きなんだ。東洋はいつでもお気に入り。たとえば中国では驚くような料理が食べられるよ。あとメキシコもね。アメリカでは典型的な食堂に行って油っこいバーガーを食べるのが好き。
音楽をやる以外の時には、どんな趣味を?
ほとんどの時間を音楽だけに費やしているな。エキゾチックな楽器を集めたりもしているんだ。音楽以外となると、自然の中を散歩したり、観光したり、ダイビングしたり、ボードゲームをしたりするのが好きかな。
あなたのCD/MP3プレイヤーの今のヘヴィローテーションは?
ツアー中は、現地の音楽を聴くことにしているんだ。今日はイタリアにいるから、エンニオ・モリコーネやルーチョ・バッティスティといったイタリアの音楽を聴いてるよ。
何か言いたいこと、宣伝したいことをどうぞ。
Elysiumと、Stratovariusの以前のアルバムも既に聴いたなら、ぜひ俺のソロアルバム「Lauri Porra」と「All Children Have Superpowers」も聴いてみてね!

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Stand Up & Shout: live (mime?)

, Videos 31 Jan. 2011

Jonna’s Problemの初登場映像? だそうだが、これはTVパフォーマンスとか用の、所謂アテブリ&口パクというやつでしょうか。だからなのか若気の至りなのか、LauriもTuomasさんもストラップ長すぎてうける。細くてかわいいけど。

バンド名がJonna’s Problemではなく「The Johnson」となっている。最初はそういう名前だった、ということかな? 説明文がフィンランド語なのでわかりません……。

でもこの曲はすごく良い曲で大好き!

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CM song: Finlandia Group

, , Videos 30 Jan. 2011

下記情報によると、CMのサントラをLauriが手がけているらしい。(何のCMなのかわからない。銀行……?)

http://www.eurobest.com/winners/2010/film/entry.cfm?entryid=3556

基本はベーシスト・Lauriのファンなので、Lauriの作る曲が特別に好みというわけではないけど、普通に良い曲♪

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Interview: La Grosse Radio 2011/01 (fr) メモ

, Interview 18 Jan. 2011

Stratovarius interview (Matias, Lauri & Jörg) in French.
http://www.lagrosseradio.com/blogs/p3193-%5BINTERVIEW%5D-Mathias-Kupiainen-et-Lauri-Porra-de-Stratovarius.html

Matias、Lauri、ちょっとだけJörg、のインタビュー記事。(フランス語)

気になった内容のメモ。他にも話をしていますが個人的に理解できた&目新しい情報だけ。といっても理解が間違っている可能性大。

  • Jörgはすっかり回復している。(本人談)
  • 新譜においてMatiasは、大作”Elysium”よりも”Event Horizon”などの速くてメタルな?曲の方がより気に入っている。
  • Lauriは好きな曲は決められない、全部通して聴くのが好き。
  • KotipeltoのCain’s Offeringはこれからも続くバンドではなく、アルバム一枚だけの企画だったんじゃないかな。(Lauri談)
  • MatiasはTolkkiに一度しか会ったことしかない。その一度というのは偶然空港で遭遇したので数秒話をしただけである。
  • 2010年メタル業界の大きな出来事は、やはりRonnie James Dioの訃報。実はそれまでアルバムの実物を買ったことがなかったけど。(Matias談)
  • Lauriの3rdソロアルバムは今年中に出せる可能性がある。
  • LauriはStratovariusに加入するまでパワーメタルはあまり知らなかった。
  • Lauriは最近セルジュ・ゲンズブールを聴いて気に入っている。

 バンドのファンの多くが昔の「Stratovariusらしさ」を重視しているのに対し、MatiasやLauriは本音では過去の曲に興味なさそうで(私見)、常々インタビュアーとのそのあたりの温度差を感じるような気がする。しかし、そのMatiasやLauriが過去のStratovariusのファンでなかったということは、むしろバンドにとって良い方向に働いてるんじゃないかな。過去の栄光にとらわれずに進めるという意味で。

 特にMatiasはすでに過去の曲調は気にせずに自分テイストの曲を堂々と作っているイメージ。が、Lauriはいまだ(特に作曲においては)伝統的な「Stratovariusっぽさ」を尊重しているように見え、それはそれでバランスよくいってるのかもだが、Lauriファンとしては若干物足りなさが……。

 そしてまたしても、フランスのインタビューなので、フランスの音楽大好き! とアピールしているLauri、対してマイペースに日本のバンドの話などしているMatias。……こんなところにもキャラの違いを感じる。

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Crazy World: live videos

, , Videos 12 Jan. 2011

Crazy Worldの「Long Hair Wildman Rides Again」ライヴ版! アルバムの中でこの曲が一番好きなので、ライヴ版見られてうれしい。赤い子がCrazy Worldで使われている……! なんか、見た目が似合わない。笑

これはオリジナル曲なのかな? Clownシリーズっぽいから、新アルバムの曲だろうか。もう完全にThe Whoとかそんな時代な感じだが! 楽しそう。Lauriもさることながらキーボードが超かっこいい。

カバー曲も。

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Lauri Porra “All Children Have Superpowers” (album)

, CD Reviews 1 Jan. 2011

今さらソロアルバムについて語る・その2。

ベーシスト・Lauri Porraのというよりも、総合的な音楽家としてのLauriのアルバムって印象。もちろんベースはかっこいい(というより美しい!!)けれど、必要以上にはクローズアップされていない感じで、ただ単にテクニカルなベースをひたすら聴きたい、みたいな需要にはあまり合わないかもしれない。その分、1stアルバム “Lauri Porra” に比べても各曲のメロディなどはより印象深くなって、シンプルに「良い曲だなー」と感じるものが多くなっている。

Lauri Porra (Bass)
Tuomo Prättälä (Piano, Synths, Rhodes)
Timo Kämäräinen (Guitar)
Peter Engberg (Guitar)
Jukka Eskola (Trumpet)
Emma Salokoski (Vocals)
Tommi Vainikainen (Drums)
Mikko Kaakkuriniemi (Drums)
Marko Timonen (Drums, Percussion)

といった、いつものような人たちが参加。

なんといっても名曲はアルバムタイトルにもなっている「All Children Have Superpowers」。ハーモニクスの旋律ではじまって、静かな雰囲気から壮大で情熱的な曲調へと展開、とLauriの十八番な感じでもある。タイトルも好きー。テーマについて「子供たちが持つ天真爛漫さと純粋さを賞賛するものであり、心の中でその感覚を失っていない大人たちへの賞賛でもある」ってあるけど、それむしろLauri、あなたのことだ。笑

一番のお気に入りは「Ananas Republik」。上品かつ情熱的なフレットレスベースでのプレイが堪能できる。優しい感じと情熱的な感じ、ともすると相反しそうなイメージをLauriは両方備えているところが好き。ベースがかっこいいだけじゃなくて、トランペットの軽快なメロディや南国風?パーカッションも楽しく、個人的にアップテンポな曲の方が好きだってこともあって(笑)何度聴いても飽きない。

ラストの「Iltatuuli」もシンプルながら美しい、とてもお気に入りの曲。Emmaさんのヴォーカルも素晴らしく、唯一歌詞付きの曲。フィンランド語だし、歌詞テキストは付属していないので、歌の内容がわからないのは残念だけれど、「Iltatuuli」は夕方の風という意味らしい。

日本盤の仕様かもしれないけど、このアルバム、装丁がかわいくて嬉しくなる。ブックレットのデザインも北欧雑貨みたい。ジャケットも大好き。

All Children Have Superpowers

このブログのデザインは若干このアルバムの雰囲気を意識しています。笑

あと、Jens Johansson大先生による煙に巻かれるようなライナーノーツも付属。Jensも参加してくれないかと誘われたものの、都合が付かなかったそう。Jensは大好きだけど、果たして、合うのだろうか……。興味深いので次回作に参加してくれると嬉しいが、メインピアニストはやはりTuomoさんでお願いしたいところだ。

ラウリ・ポラー オール・チルドレン・ハヴ・スーパーパワーズ
ラウリ・ポラー
オール・チルドレン・ハヴ・スーパーパワーズ

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Lauri Porra “Lauri Porra” (album)

, CD Reviews 1 Jan. 2011

実を言うと、私はEmma Salokoski EnsembleとかKriyaとかWarmenの3rd(の一部)とか、の方がより好きなんだけど、でもやっぱりソロアルバムは外せない。

この1stアルバムは「自画像」だということで、タイトルもまさに「Lauri Porra」。日本盤には充実したセルフライナーノーツも付属していて、Lauriの背景を知る上でも役に立つ。

Stratovariusのメンバーとして有名になったから日本盤まで出ているのかと思うけれど、全く違うジャンルなのでそこは注意。いろいろな曲調があるけれど、強いて言えばジャズ、ワールドミュージック、静かめのプログレ、などかな。

参加ミュージシャンは、

Lauri Porra (Bass)
Tuomo Prättälä (Piano, Rhodes)
Timo Kämäräinen (Guitar, Lap steel)
Jussi Lehtonen (Drums, Cymbals)
Mikko Kaakkuriniemi (Drums)
Jukka Uljas (T. Sax)
Janne Huttunen (A. Sax)
Tero Lindberg (Trumpet)
Jay Kortehisto (Trombone)
Emma Salokoski (Vocals)
Gulfam Sabri (Tabla)
Veli Kujala (Accordion)
Alexi Laiho (Guitar)

Tuomoさん、Timoさん、Emmaさん、Mikkoさんといったおなじみラインナップ。ただし、Emmaさんの歌は歌詞はなくて幻想的な声のような感じ、Alexiのギターもけっこう効果音みたいな感じで共に1曲のみ参加、帯に「アレキシ・ライホ参加!」とか書いてあるけどそのあたりに期待しては絶対にいけません。Tuomoさんはけっこう活躍している。

冒頭の「Hanna」はLauriのトレードマークみたいなハーモニクスのベースソロで始まる静かな曲。「メロディは指でオーヴァートーンを弾いて、ベース・ラインは親指で弾いている」という解説がある。Tuomoさんによるピアノも美しく、個人的には、一曲目にして一番くらいに好きな曲かもしれない。

「Heist」もお気に入り。金管楽器が目立つ、ウォーキングベースが楽しいジャズナンバーで「70年代フィンランド風サウンド」だそう。

「Earth Mother Goddess」はフィンランド盤では「Akka Manteren-Alainen」という題のようだ。エキゾチックな曲、私の勝手なイメージだと原始のアフリカとかそんな感じ。Kriyaに通じる雰囲気もある。Kriyaと同じGulfamさんの叩く「タブラ」も入ってるしね! この曲中盤のベースラインはLauriの癖がよくでていると思う。笑

映画サントラ風の「Headache」(原題「Päänsärky」)は中盤のフリージャズ(?)部分がかっこいい。ちょっと玄人向けって感じで、私の好みとはちょっと違うけど、興味深い曲。

中盤にこのアルバム内で意識と無意識の区切りとなるプログレ曲「Borderline & Beyond」。

それから「Valse Triste」(悲しきワルツ)というジャン・シベリウスの劇音楽(この曲についてはこちらにも)のベースソロアレンジ。これがすごく繊細で美しいソロベースの曲で、真摯にシベリウスと向き合ってみた……というイメージ。Lauriのことが語られるにあたっては、良くも悪くも血統のことがついてまわるようだけど、これが「無意識」章の最初にくるというのが深い。

「Tapiola」「Solutions」「Oblivion」は一連の曲で、それぞれ誕生、人生、来世を表すそう。

「Tapiola」はピアノとフレットレスベースがメインの神秘的な曲で、このあたりまでくるとなんとなく作曲家・Lauriの雰囲気がつかめてくる反面、あまりに静かな曲なので若干、私には眠いところも……が、次の「Solutions」で目が覚める。セルフライナーノーツにもこの表現があるけれどとにかく「カオス」。エンディングの「Oblivion」も単品ではいまいちよくわからないというか、エフェクトがかかってないほうがいいのになあなどと思うけど、全体を通しての流れの一環と考えると面白い。

曲単体では前半の方が好みなんだけど、これはある種のコンセプトアルバムのような気がするので、最初から通して聴くのがやはり好き。

ラウリ・ポラー
ラウリ・ポラー

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Crazy World “Immigrant Song” (with bass solo)

, , , , , Videos 18 Dec. 2010

Crazy Worldのハイクオリティライヴ映像!

Led ZeppelinのImmigrant Songのカバー。イントロのかっこよさにまず感動し、さらに細かいアレンジがちゃんとLauriらしくて嬉しい! あと、かわいい(*´∀`)笑

途中に各パートのソロが組み込まれているのも楽しい! もちろんベースソロもあり。フィンランディア賛歌も入ってる。これまで見たLauriのベースソロ映像の中でも、一番のオススメかも。

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Uusi Fantasia “Heimo”

, , CD Reviews 16 Dec. 2010

Uusi Fantasiaというエレクトロニカ・バンド(?)の”Heimo”というアルバムにLauriがゲスト参加している。

Uusi Fantasia Official MySpace: http://www.myspace.com/uusifantasia

いつもの通販で購入。30秒ずつ試聴もできる。
http://www.recordshopx.com/artist/uusi_fantasia/heimo/

追記:日本でもiTunesやAmazonのDL販売で扱っているようです。
Heimo - Uusi Fantasia

Lauriは数曲のみ参加だし、普段あまりこういうジャンルは聴かないし……と思ったけど試聴してみたら良い感じで、Tuomoさんも参加しているということで買ってみたら(゜ω゜)これはすっごくいいアルバムっぽい予感。しかもお洒落サウンド☆ いまだかつてLauriの参加作品でこんなオサレーなアルバムがあっただろうか!(反語)

Lauriは”Barefoot Not Naked”、”Ghost of Cosmos”、”Heimo Ihminen”の三曲に参加している。

“Heimo Ihminen”のベースが熱い! Lauriの「♪♪」って感じと無機的な曲の雰囲気とのコントラストも素敵。曲全体では”Ghost of Cosmos”が好きかな。そして、Lauriは参加していないものの、”Valaanretki”、”Marsipaanitanssi”あたりも良い曲。全体的にクセになる。

なおTuomoさんは “Marsipaanitanssi” にMoog、 “Ghost of Cosmos” にピアノで参加しており、こちらも素晴らしい。

ピコピコ系(なんていえばいいんだろう)全般的に敬遠しがちなんだけど、たまにはいいものですね! もっとも全面的にピコピコってわけではなく、バンドサウンドっぽい部分もあって、その融合した感じが好みだったんだけど。

裏ジャケに参加アーティストの写真がついててトクした気分。これはかわいい。

Heimo back

追記:その後、妙にハマってついに12月のヘビロテNo.1アルバムに……。その上、Last.fm記録による2010年に自分がよく聴いたアルバムベスト10にまで入ってしまった。笑 Lauriファン的にオススメ……かどうかはよくわからないけど、お気に入り!

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Kämäräinen-Porra-Järvinen “Good Times, Bad Times”

, , Videos 9 Dec. 2010

Crazy WorldのMika、Timo、Lauriの三名だけによるGood Times, Bad Timesカバー。観客撮影っぽいけどやたら高画質な上にLauriにだけずっとライトがあたっていてラッキー。笑

アルバムに収録されている普通のカバーもいいけど、これもシンプルで楽しい。Lauriはパーカッション兼任か。笑 あまり見かけないベースを使用しているけど、プレベ? めずらしい。

Timoさんのギターに禁煙ステッカーがついてるのと、LauriとTimoさんがやたらアイコンタクトしてるのがうける。

ひげはきになりますが(゜ω゜)ひげはそってください(゜ω゜)

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“Kuorosota” Veden Alla

, , Related Things, Videos 9 Dec. 2010

Lauriと直接の関係はないけどEmma Salokoski Ensembleファンとして。

Emmaさんが「Kuorosota」という番組に出演していたそうだ。

これは歌手がそれぞれ地元の人(素人?)を集めてコーラス隊を結成し、それを指揮して順位を競う、みたいなシリーズ番組らしい。Emmaさんはヘルシンキ・チーム。Emma Salokoski Ensembleの「Veden Alla」も歌われている。

ダンスがちょっとウケるけど(*´∀`)コーラスは良い感じです☆☆

TVの影響というのはすごいもので、この放送の後「Veden Alla」がiTunesのダウンロードチャートで1位を記録。アルバムも3位に入ったそうである。(Emma Salokoski公式サイトより)

フィンランドのiTunesストアでEmma Salokoski Ensembleを検索してみると、この曲だけ人気度を示すバーがすごいことになっている(笑)。TVで知った曲を一曲単位でDLという時代ならではの現象かな。この曲ばかりが極端に流行っているのはちょっと残念な気もするけれど……でもこれをきっかけにEmma Salokoski Ensembleを知ってハマる人もいるだろうし、人気が出るのはいいことだ!


ちなみにこの番組には、StratovariusのKotiもかつて故郷のラッパヤルヴィという市(?)のチームを率いて出場。Hunting High and Lowも歌っている様子。これはかなり斬新(笑)

ラッパヤルヴィはかなりの田舎で(Wikipediaによると全人口3,500人くらい)、人を集めるのにはかなり苦労したようだ。このチームは優勝し、以来Kotiは有名人になったらしい。ということはそれ以前はメタルファン以外には知られていなかったのだろうか?

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Crazy World “Clown In A Swing” (live)

, , , Videos 8 Dec. 2010


Crazy Worldの新曲だそう。良い曲!

動画がアップされた時点では、次のアルバム「The Return Of The Clown」からの新曲とあるけど、まだ出ていないんだろうか?

公式サイトを見てみても、制作予定……という過去の情報しかない。ロックオペラだそうだが。出て欲しいなー。

それにしても、バンドロゴの出方のレトロっぷりが素晴らしい。笑 Lauriの70’sなヴィジュアルがこれほどピッタリなバンドも無いであろう。

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Me, Myself & U (Jonna’s Problem live)

, , , Videos 6 Dec. 2010

Jonna’s Problemのライヴ映像。

かっこいい(*´∀`)この曲が収録されているアルバム(そもそも1枚しかないけど)は爽快なロックナンバーが多くて、Lauriも活躍していてお気に入り。

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Marja Tyrni: Leivotaan, Leivotaan

, Videos 25 Nov. 2010

“Nenäpäivä”チャリティー企画の曲だそう。たくさんのシンガーが集ってみんなで歌う、We Are The World的なああいうの。José Feliciano(ホセ・フェリシアーノ)の「Ché Sarà」という曲のフィンランド語バージョン。

もちろんLauriは歌っているわけではなく演奏陣。レコーディング風景シーンに数秒だけ映ってる。もうちょっとくらい映してくれてもいいじゃんねえ……笑

Leivotaan Leivotaan

さりげなくKotiも一瞬出演。他にもどこかで見たような人が居る気もする。

曲目を見る限りでは、このCDに収録されているっぽいけれど、詳細不明。
http://www.recordshopx.com/artist/marja_tyrni/joulun_kulkuset/
シングルとかあれば良かったんだけれど、他が一体何なのか全くわからないので怖くて手が出せません。Marja Tyrniという人(たぶん本名ではなく役名)のお笑いっぽい声はちょっと苦手な雰囲気だし(すみません)iTunesとかでバラ売りしてくれれば良かったのにな。

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Interview or something…

Videos 18 Aug. 2010

YLE公式チャンネルより。LauriとPia Asikainenという人が、何かを語っている映像。……何を語っているのかはわかりません……(゜ω゜)

以前にアップされていた、これ↓と似てるなー。

こちらも何を言っているのかわからないが、TV番組の宣伝? 謎のエキゾチックな楽器を弾いたりしていて、こちらのほうが言葉がわからなくても楽しめる☆

ところで、収録している場所が普通の家みたいなところで、背後のラブリーな鏡に見覚えが……以前、Uriah Duffyさんのビデオブログの中で、Lauriが謎の楽器を演奏していたお部屋。

……総合的に状況を考えるに、これってLauriの自宅? とついつい背景をガン見しちゃったよ(*´∀`)さすが北欧って感じのインテリアセンス。Lauriは赤が好きだそうだが(服装や機材の趣味を見てればそうだろうなーと思うけど)部屋まで赤で埋め尽くしているとは!

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CM song: Karl Fazer Nordic Gourmet

, , Videos 9 Jul. 2010

Lauriが音楽を手がけたフィンランドのチョコレートのCM。puolukkaとはlingonberry(コケモモ)のことらしい。この動画はLauriがFacebookの公式ページに自ら紹介してくれていた。完全にクラシックな曲はちょっと斬新かも。

Fazer yhdisti Pohjolan marjamaut ja suklaan uudella tavalla » Umami
内容がよくわからないけど、このCMのためにLauriが作曲したというようなことが載っているらしき記事。(シベリウスの曾孫という肩書き付き……笑)

日本でも売っていれば買うのに!(*´∀`)

追記:日本でこのシリーズの購入先を探している人が居たので、見かけた通販のリンクを貼っておきます……私も買ってみようかな(*´∀`)
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Interview: PureGrainAudio 2009/09 日本語訳

, , Interview 25 Mar. 2010

This is the Japanese translation of this interview.
Original text: http://puregrainaudio.com/interviews/stratovarius

去年の9月ごろのStratovariusワールドツアー中のインタビュー。

日本語訳について

あくまで「Stratovariusのメンバー」としてのインタビューなので、訊かれているのはバンドのことだけど、どこでも訊かれているから何度も読んだなーって話は少なめで、ちょっと変わった質問もあって面白かった(*´∀`)

どんなバンドも他の音楽に影響されていますよね。あなた方が強く影響を受けている他のバンドやアーティストにはどんなものがありますか?
俺たちは五人の違う人間なわけだから、それぞれ違うものが好きだ。Deep PurpleやRainbowといった古いバンドの影響も感じるという人もいるだろうけれど、Stratovariusはいつも全てのいろいろな音楽に影響を受けているんだ。たとえばクラシック、現代のメタル、フィンランドのポピュラー音楽、映画音楽といったね。影響はどんな音楽にでも感じられると思う。
もしも有名なミュージシャン(現在いる人でも、既に亡くなっている人でも)とジャム・セッションするとしたら、誰がいい? 理由も教えて。
誰かとジャム・セッションできるのはいつでもハッピーだよ。でも、バッハかモーツァルトの即興演奏が聴けたら素晴らしいだろうな。けど一緒にやるんじゃなくて、ただ畏敬の念を持って聴くだけだね。
アルバム「Polaris」は、どういった制作過程で作られたのでしょうか? 皆で一緒に曲を書いた? どれくらいかかりましたか?
皆それぞれ個別にで曲を書いて、そのそれぞれ違った作品を持ち寄って、それからStratovariusのアルバムとして一緒に固めていったんだ。すべてができるまでには一年ほどかかった。基本的には、曲を作るのに半年、レコーディングに半年。
「Polaris」に関する見解やタイトルにこめられた意味を教えてもらえますか?
バンドがうまくいかなかった時期には、もうすべては失われてしまったんだと思っていたし、どうやって続けていけばいいのかもわからなかった。俺にとってPolarisは、その暗闇の中からバンドとしての創造的な未来へと導いてくれた光の象徴なんだ。知っているかもしれないけれど、Polaris、つまり北極星は、夜空で一番明るい星で、昔からずっと北国の人々を導いてくれた星なんだ。それは再生し、力を取り戻したバンドの、新たなシンボルに相応しいと思えた。
このアルバムの中で、個人的に気に入っている曲、あるいは何かいいエピソードのある曲はありますか?
このアルバムには、すごく多彩な曲があるところが気に入っているんだ。「Forever Is Today」や「Blind」のような昔ながらの速い曲、「Winter Sky」のようなメロウでシンフォニックな曲、「Emancipation Suite」のような叙事詩的な曲、そして「Deep Unknown」のようなもっと現代的でプログレッシヴな曲。自分の好きな曲も、そのときの気分によって変わるんだ。
メタル・バンドとしてツアーする上で苦労することは? バンドが直面した最も困難なことはなんでしたか?
メタル・バンドでツアーをすることは大好きなんだよ。世界中を旅しながらプレイすることは、決して忘れられないような名誉な経験だと思う。困難なことといえば、ミュージック・ビジネスの現状だね。違法ダウンロードのためにどんどんCDが売れなくなっている今日では、成功するアルバムを作ること自体が非常に難しい。このままでは、どんなものを作ってもだめになってしまう。さらに不況のために人々がライヴのチケットに費やすお金も減り、多くのフェスやツアーが開催に十分なだけの利益を得られなくなっている。
「Polaris」を手にするファンはこのアルバムに何を期待できますか?
いくらかプログレッシヴでシンフォニックな要素を持つ、ソリッドなパワー・メタル・アルバム。
ライヴでの演奏は、レコーディング音源とどのように違っていますか?
俺たちはライヴのセットアップをすべて生の音にしようと心がけているから、バッキングトラックのようなものは使用しない。聞こえる音はすべてそこで演奏している音だ。ほかの同じジャンルのバンドに比べても、より生の音が響くように聞こえると思うけど、俺たちはたとえばDeep Purpleみたいな、昔のハードロック・メタルバンドのようなアプローチでライヴ演奏をするのが好きなんだ。それから、ソロコーナーやアコースティック・ナンバーで少しショー的な要素も入れているよ。
ツアーをしていると、いろいろな変わったことがあるでしょうし、初めての経験もあるでしょうね。なにか特に奇妙な経験として心に残っていることはありますか?
ロック・バンドとして旅すると、常にあらゆる種類のおかしなことが起きるんだけど、ほとんどのことは秘密にしておいたほうがいいね。ひとつのクラシックな「ロック・モーメント」の例といえば、ハンガリーでキーボーディストのJens Johanssonがパイロでトイレを破壊した話かな。俺はツアーの間にちょっとしたビデオを撮ってYouTubeにアップしているから、現在のStratovariusのオフステージに何が起きているか知りたければ、 http://www.youtube.com/user/lapaporra で「Tour in progress」シリーズをチェックしてみて。
ツアー中の生活について、一般の人の持っているイメージと実際のそれとでは異なることがあると思いますが、どのようにして旅をしているか教えてもらえますか?(バスで、バンでなど)移動の時間を過ごすために何か持っていきますか? ツアー中の暮らしの手配はどんな感じ?
俺たちのバンドは、すごくいい環境でツアーできているよ。自分たちなりの水準でできる限り快適な旅ができるように、少しばかりお金と労力をかけてる。ファーストクラスに乗ったりプライベート・ジェットを使ったりはしなくても、快適なバスや清潔なホテルを使えるようにしてる。俺はツアーにはいつもパソコンとミニ・スタジオを持っていくから、それで新しい曲を作ったり、テレビや映画の曲を書く仕事をしたりできる。それに、本とiPodも持っていくよ。最近はニンテンドーDSを買ったから、たぶんそれで長いフライトの時間を潰してると思う。ツアーの間に旅行らしいことをするのも好きだから、観光にでかけたり、美術館に行ったり、現地のいいレストランを探したりもしてるよ。
情熱を持ってツアーを続けるには、身体的なタフさも求められますよね。身体面ではどのようにしてツアーに備えていますか?
連日のパーティーだとかファストフードばかりの食生活だとかに屈しがちなツアーの中で、十分な体調を維持しようとするなんて難しいよ。今回のツアーもそれなりにやってみるよ。可能ならば、移動中に眠ることは不可欠だね。
Stratovariusの今後は?
ツアー、ツアー、ツアー、それからきっと新しいアルバム。

 以下、感想(*´∀`):

アルバムタイトル「Polaris」について

 このタイトルがLauriの提案であるということは、他でも触れられていたけど(多分Kotiが言ってたと思う)、今回初めて本人が語っているのを読んだかも。暗闇からバンドを導いてくれた光の象徴で、蘇ったバンドのシンボルに相応しいと思ったってくだりで、うるうる(´;ω;`)

 そもそも私はLauriファンになる前から一応Stratovariusリスナーで(今では「Lauriのバンドの一つ」な扱いになってるけど)、アルバムが出るほんの一年前には、皆もうStratovariusの歴史は終わったんだと思っていたわけなので。その時点では既に「昔聴いていたバンド」だったとはいえ、やっぱり悲しかったし、この復活劇はほんとうに感慨深い。

Lauriの必殺技の例

Q. どれが好き? → A. ぜんぶ好きだよ!
Q. 誰と何々してみたい? → A. 今既にできている人とで幸せ!
Q. これって大変だよね? → A. いや楽しいよ!

 このあふれる博愛精神と謙虚さポジティブさ……!

CDが売れない時代について

 Stratovarius最大のファンベースでもある南米あたりでは本当に違法ダウンロードが当たり前、みたいな感じらしい。Muse(このブログとは関係ないが、私が一番好きなバンドのひとつ)のMattは「CDが数枚しか売れてない国でライヴには何万人も観にくるんだよー」とか、わりと楽観的に(?)とらえていたけど、それはあくまでMuseくらいの人気が出ればのことであると思うし。

 私もYouTubeに上がってる音源を引用して紹介したりしちゃうけど、それはこんな良い曲があるんだよ……! と広めたいから。ファンならやっぱり各アルバムを買って聴きたい。

ニンテンドーDS

 旅の間もパソコンで仕事し、iPodを携帯し、携帯ゲーム機で遊ぶ現代っ子なLauriだけど、意外と読書家でもあるらしく、別のインタビューでもフランス文学が好きだって言ってた。ツアー道中ビデオや写真を見ると、Lauriはいつも(オフで観光中とかにも)一人だけ大きなショルダーバッグを持ち歩いているので女の子みたいでかわいい。

ツアー中の体調維持の秘訣は? → 移動中にできれば寝る。

 それだけかよ!笑 まあ節制してまーす☆とか体を鍛えていまーす☆とか言われてもおいおい嘘だろとしか思えないから、この「まあなんとかなるよ」っていう素直さが素敵というか。KotiやJörgは多少は節制してそうなイメージだけど、Lauriは仕事にも遊びにも全力って感じ。

“Touring, touring, touring and then hopefully a new album.”

 Lauriらしい締め。この時点ではhopefullyとなっているけど、その後Jensから新譜作るよ宣言があって、現在はすでに制作にとりかかりはじめている模様。


  さらに個人的な余談

 単に「Stratovariusのメンバー」としてではない、マルチジャンルベーシスト・音楽家としてのLauri個人のインタビューをぜひ読んでみたいんだけどな! どこかに無いのかなー。雑誌のバックナンバーで個人インタビューが載っているらしき情報を発見したんだけど、フィンランド語の雑誌なのでさすがに買えない……。

 Lauriはいろいろなバンドを掛け持ちしている(フィンランド音楽業界ではそれが普通らしい)けど、Stratovariusは少なくとも過去の歴史によるネームバリューという意味で並外れて有名だしワールドツアーもあるから、かける時間の比重は大きいんだろう。けど一方で、ESEみたいな全くの別ジャンルでのローカルな活動も、同じくらい大切にしているように思える。

 特にメタルファンというわけではないLauriは「メタルバンドのメンバーが、メタルファンの読者に対して回答する」という場に合わせて気配りしようとした結果、個人的なことを訊かれた場合にいつも微妙に困ってるようにも見える……今回はなんかバッハとモーツァルトとかいう方向に行っちゃってるけど。笑

 そんな空気読まずにもっと自分のことを勝手に語ってくれてもいいのになー! とLauri個人のファンとして思ったりも(まあ言ってもカットされてるだけかもしれないけど)。俺様成分が決定的に足りないんだよなーー、そんなところも人間的には魅力なんだけど。

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Ananas Republik cover

Videos 24 Mar. 2010

 YouTubeでLauriのソロナンバーの「Ananas Republik」をコピーしている人が居た。

 すごい(*´∀`)しかも、ベース演奏動画はギターに比べて少ないし、ましてや曲自体がマイナーだと思うので希少価値である。お約束の「スコアはないですか?」系コメントがついているが、この方は絶対音感があるので耳コピが得意とのこと。この曲弾けたら楽しいだろうなー。

 ところで……コメント欄で「いいね、自分は違う運指で弾いてるんだけど、この弾き方も良いと思うよー」みたいなことを書いてる人がいたので、他にもこの曲弾いてる人がいるんだーアップしてくれたらいいのに☆って思ってコメント主をよくみたらLauri本人( ゜д゜)

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Ben Granfelt Band “The Past Experience 1994-2004”

CD Reviews 21 Mar. 2010

 Lauriの関わっているアルバムは数あれど、普通のギターロックというのは意外と珍しい……気がする。

The Past Experience
The Past Experience

 実はこれはベスト盤で、このバンドにLauriが在籍していた時代のオリジナルアルバムは2001年リリースの”All I Want To Be”だけのようなんだけど、そちらが廃盤で見つからなかったのでベスト盤を買いました。※その後、eBayで発見したので聴けました。

 このバンドを率いるBen Granfelt(ベン・グランフェルト)は、90年代前半にLeningrad Cowboysで活躍したヘルシンキ出身のギタリストで、2000年代にはWishbone Ashにも在籍していたらしい。関係ないけど空手二段らしい。Leningrad Cowboysってなんか名前聞いたことあるけどまさかフィンランドのバンドとは思わなかったわー。

他のバンドメンバー:

 たまにキーボードの入っている曲もあるけど、殆どの曲はシンプルなスリーピースバンド形態のようである。スリーピース好きとして、これはポイント高い!

 ドラムはMiri Miettinen(ミリ・ミエッティネン)。あまり有名な人ではないのか、詳細は不明。(ちなみにこの人もRockway.fiに出演しているようだ……しかもBenさん自身もだった。狭い世界だな!笑)

 ベースは結構メンバーチェンジが激しいようで、このアルバムに入っている曲だけでも、古い方から、Kari Leppälä(カリ・レッパラ)、Ako Kiiski(アコ・キースキ)、そしてLauriと三人もいて、さらに現在はJohn Vihervä(名前の読み方がよくわからないが実はStratovariusの初代ベーシストだそうだ)という人になっている。

曲調:

 ハードロック・ギタリストがあまりハードでないメロディアスなロックバンドをやってますって感じのバンド。

 さすがにベスト盤だけあって、これでもかーと良い曲が続出。当然ながらギターが主役のアルバムで、私には猫に小判な感もあるけれどタイプ的にはとても好みです。普通に一般ウケしそうなキャッチーなロックがメイン、中にはかなりファンキーな曲があったり、かと思えばジャズっぽいというかジャムみたいな曲もあったり、いろいろ楽しい。ギター中心といっても、ベースも充分活躍している。

 Benさんは自ら歌も歌っているけど、あくまでギタリストが歌ってます的な感じ……まあアッサリした無難な声なので、専業ヴォーカルを入れて変に濃くなるより個人的にはいいが、だがしかし歌無しの曲のほうが良かったりして「あのー、歌わなくてもいいんじゃないでしょうか」と思えてくるのは否めない。笑

 いきなり一発目がなんか他とは違うミクスチャー風の異色曲で、歌もラップ。(笑)ラップはLauriのアイディアとあって、オリジナルアルバムのデータでもLauriの担当パートが「ベース・編曲・クレイジーなアイディア」とかなっていたりする。笑

 その当時のLauriといえばハタチそこそこ? どういう経緯でこのバンドに抜擢されたのか知らないけど、大概いつもかなり年上世代のバンドに入って対等に渡り合ってるのはかっこいいと思う!(*´∀`)

 このベスト盤には、Benさんによる各曲のちょっとした紹介文が書かれているんだけど、その中で「これはLauriのアイディアで〜」とか「MiriとLauriのグルーヴでよくなった(古い曲の新バージョンについて)」とか「このタイトルはLauriとMiriと俺のこと」とか、ときどきLauriの名前が出てきてうれしい! 他二名のベーシストについては全く何も書かれていないのに、きっとBenさん的にはLauriはかなりお気に入りだったかも☆ と勝手に決めつけてみる(*´∀`)

 しかし、Lauriじゃない時代の曲もとても良いです(*´∀`)笑 手に入りにくいのが難点だけどオススメな一枚。

Ben Granfelt Official Site: http://www.bengranfelt.com/

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Finlandia Hymni フィンランディア賛歌

, Videos 19 Mar. 2010

ベースソロの途中、3分過ぎあたりで弾いているのが「フィンランディア賛歌」。これはシベリウスの「フィンランディア」の中の曲で、Wikipediaの「フィンランディア」の項目によると、合唱曲になって「国歌に次ぐ第二の愛国歌として広く歌われている」そうである。途中からメタリックな(?)アレンジになるけれど、欲を言えば最後までそのまま弾いて欲しい気もするな。

「フィンランディア賛歌」の歌詞と詳しい解説。
http://www.kmatsum.info/suomi/essays/finlandia.html

顔……似てるよね(゜ω゜)(゜ω゜)

合唱バージョン。とても美しいメロディ。

Wikipediaの説明に合唱と原曲で調が違うとあるが、Lauriが弾いているのはそのどちらとも違うね。

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Emma Salokoski Ensemble, cover songs 2

, CD Reviews 18 Mar. 2010

Miksi Sä Meet (Emma Salokoski Ensemble)

 Emma Salokoski Ensembleの2005年のアルバム「Kaksi Mannerta」に収録されている「Miksi Sä Meet」という曲。カバー曲だけれど、すごく好きな一曲!!

 原曲は「Por Qué Te Vas」という曲だそうで、かなりいろいろな人がカバーしているようだけど、作曲者がJosé Luis Perales Morillasとあるので、検索してみるとこれがオリジナルだろうか?

 うーん、哀愁漂いますねー。渋くていい曲。

 でもESEの方が好き(*´∀`)名カバー! 

 やっぱりこの曲調の熱くて軽快な感じとEmmaさんのヴォーカルのひんやりした北欧っぽさのふしぎな融合具合が魅力。Lauriはどっちかっていうと熱さ担当で、でもLauriの熱さってこう……寒い国の夏に森で子どもがワーってはしゃいでるようなほどよい温度なんだよなー。

 私が最初に聴いたESEのアルバムは2008年の「Veden Alla」で、こちらはもうちょっと北欧寄りになってる印象。今後の作品がどういう方向に行くのかは不明で、結構楽しみかも。……フェードアウトするバンドが多いから、次回作が出る保証はないが(……)このバンドは比較的人気も高いし、出てほしいな。

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Emma Salokoski Ensemble, cover songs 1

, CD Reviews 18 Mar. 2010

 Emma Salokoski Ensembleはジャンル柄もあってか、Lauriがリードベーシストっぷりを存分に発揮しているファン必聴のバンドのひとつだと思われる。が、私がハマっている曲がかなりの確率でカバー曲だったりする……。

 中でも好きなのはこのカバー。EnsembleじゃなくてEmma Salokoski Trio時代の曲だけど。

 Trioのミニアルバムに収録されている、ボサノヴァ有名曲のカバー。ボサノヴァに疎い私もこの曲はどこかで聴いたことある!

 このミニアルバムはEnsembleに比べて売っているのを見かけないが、下記で買いました。
http://www.recordshopx.com/single/salokoski_emma/ep/

 Trio時代のメンバーはEmma Salokoski(エンマ・サロコスキ:V)、Mikko Kosonen(ミッコ・コソネン:G)、Lauri Porra(B)で、この曲のパーカション担当はゲストのJaakko Lukkarinen(ヤーッコ・ルッカリネン)という人。後に正式にESEのピアニストになるTuomo Prättälä(トゥオモ・プラッタラ)も他の曲でゲスト参加していたりする。

 昔のアルバムだから、若々しいーって感じもするけれど、非常にLauriらしい素敵演奏! どのジャンルでも共通するLauriのイメージとして「熱いんだけど暑苦しくはない」ってとこが大好き。笑 インタビューでは「感情豊かなプレイ」が好き、って言っていたかな? そしてEmmaさんのヴォーカルは可愛らしいけどちょっとクール系だから、そのコントラストがまた素晴らしいんだ。

 この曲のライヴ映像を発見☆

 うーん地元うらやましいなー! この手のバンドは日本でも地味ーな需要はあると思うので、日本デビューしてくれないかなー。一応日本でもEmmaさんのソロ扱いで、ベスト盤は出ているようなのだが。(ちなみにTuomoさんはソロで来日公演してたことあり)”Mas Que Nada”はその日本盤コンピレーションアルバム「エマ・サロコスキー」にも収録されているようだ。

エマ・サロコスキー
エマ・サロコスキー

 原曲は、Sérgio Mendes(セルジオ・メンデス)の曲として有名らしいけど、元祖はJorge Ben Jor(ジョルジ・ベン・ジョール)という人らしい。

 最後のファルセットが不意打ちすぎる!

 Sérgio Mendes版はこれなのかな?

 ともかく、ESE版がいかに原曲よりテンポアップし、キラキラと華やかになっているかということ、そして自分がそこにツボったんだってことがわかった……なかなかの名カバーと言えるのではないでしょうか!

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Stratovarius flyer 2007

, Misc. 15 Mar. 2010

 2007年春ごろの自分の日記に、Stratovariusのフライヤーをもらって来日することを知ったけど、もうライヴには行かないなー、みたいなことが書いてあった。

 当時の来日公演の告知といえば、前にごく小さい写真をネットで見かけ、Lauriがかわいかったので(笑)拡大版ないかなーと探したものの見つからなくて残念だった。……え、そのフライヤーじゃないの? 捨てたのか……自分!( ゜д゜)

 モノを捨てられない気質だから、どこかに保管してあるかも? → → → 部屋を発掘したところ、昔のフライヤー入れみたいな箱を探し当てたので、探ってみたら

 あった!!!

 ……ネットで散々探して無かった写真をまさか自分が持っていたとは

 私が初めてLauriの顔を知ったのは、2008年夏、Stratovariusに新ギタリストが加入しました、というニュースの写真に一緒に写っていたのを見たときだと記憶していた(名前だけは解散騒動くらいの時に知っていた)。でも、これを2007年春に見てたってことは、それ以前にも写真を見ていたと言うことだ……ぜんぜん記憶にないんだけど。

 日記を見なおしてみたところ、一応、写真についてもTolkkiさん(の体型)とJens(の髪型)には言及しているものの、Lauriについては「眼中にもない」とはまさにこのこと……

 当時も、聴かなくなってから、ベーシストが代わったらしいということは知っていたんだから、せめて「ふーん新しいメンバーってこんな人なのか」くらいは思ってもいいんじゃないのか、自分!?( ゜д゜)

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Henkka Blacksmithによる評価

Misc. 3 Mar. 2010

 検索していたら、Children of Bodomのベーシスト、Henkka BlacksmithがインタビューでLauriに言及しているのを発見ー。私はCoBをほとんど聴いたことがないので、全文はちゃんと読んでないけど……

http://www.fourteeng.net/henkka2.html

 該当部分を適当に翻訳。

ライヴでベースソロはやらないんですか? あなたのファンは皆聴きたいと思いますよ。
Henkka: 俺はベースソロはおもしろいと思わないんだ。良いギターソロ、キーボードソロ、ドラムソロは聴いたことがあるけど、ベースじゃあまり聴いたことがない。ベースソロは難しいんだ。俺はベースというのはソロ楽器じゃないと考えてる。
ベースはサポートの役割で、単独ではだめな楽器だと考えているんですか?
Henkka: まあちょっとそうだね、バックグラウンドってわけじゃないけど。もっとも素晴らしいベースソロをやってのける人間もたまに居るのはわかってるよ。
たとえば?
Henkka: たとえば(と超フィンランド訛りで)、Lauri Porra、彼なんかはできるね。それからFleaもアルバムですごい芸当を聴かせてくれるし、もちろんLes Claypoolもね。

 たぶん世界中のロックベーシストの中でも最上級クラスに有名であろうFlea、Les Claypoolと並べられるLauri(*´∀`)同業者であるHenkkaさんに褒められてるのはいいことだ(*´∀`)(その後Victor Wooten、Marcus Millerなどはどうですか? という質問に「だれ?」と言ってるジャンルの違いっぷりは見ない方向で。ただしLauri自身も好きなベーシストにFlea、Les Claypoolは挙げていたことがある)

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Kotipeltoライヴメンバー選出の経緯

, Interview 2 Mar. 2010

Kotipelto(StratovariusのヴォーカルTimo Kotipeltoのソロバンド)に関して2005年のKotiのインタビューを発見。

http://www.tartareandesire.com/interviews/kotipelto.html

 ……が、私はKoti個人についてはStratovariusのヴォーカルという以上の興味がなく(すみません!)彼が自分のことを語っているのみの長文を読むのは辛いので、Kotipeltoのツアーメンバーが選ばれた経緯についてのみ抜粋。

  • Lauriとは以前から知り合いだったので声を掛けたところ、とても興味を示してくれたので「OK、これはいいスタートだ!」ということで先ずLauriが決まった。
  • 幾つかのライヴではMirka Rantanenがドラムをやってくれるだろうと思った。
  • Lauriにすごく良いギタリストが必要なんだけど、と訊ねたところ、LauriがTuomas(Tuomas Wäinölä)をすすめてきた。実はKotiとTuomasは音楽学校が同じだったので、KotiはTuomasが良いギタリストだということを既に知っていた。しかし、バンドメンバーの同意を得なければならないだろうと思ってLauriの意見をきいた。
  • Janne(Janne Wirman)も幾つかのライヴとフェスでキーボードを弾いてくれるだろうと思ったけど、そのときCoBなどの仕事で忙しく、Jens(Jens Johansson)も何かのレコーディングをしていて、二人とも無理だった。
  • そこでLauriとTuomasに、良いキーボーディストを知らないか訊ねた。Kotipeltoの曲はシンプルながらソロ部分は非常に難しく、誰もが弾けるものではなかったので、その技術があって、かつ良い奴でなければならなかった。
  • ラッキーなことにTuomasがRobert(Robert Engstrand)を知っていた。バーでRobertに会って、「君は信心深いかい? 酒飲みかい?」と訊ねてみるとRobertの返答は「信心深くはないが、酒は飲む」。「そりゃいい!」ということでRobertの曲を聴いてみて、彼に決まった。
  • それからドラマーにはMikko[1] が決まった。Mikkoのドラムは聴いたことがあったけど、メタルとは違うジャンルの音楽だった。MikkoはLauriと一緒に別ジャンルのバンドで叩いていたことがあって、良いドラマーだと言うことはわかっていたけれど、メタルができるのかどうかはわからなかった。Lauriに訊ねてみると、以前MikkoとPanteraやその他ハードなメタルの曲をやったことがあるとのこと。「なるほど、君がMikkoはメタルも巧いと保証するなら彼にしよう!」ということで、Mikkoになった。Mikkoは見た目もメタルドラマーっぽく見えたし、良い奴で、酒も強かった。

 ……と、いうようなことらしい。

 「俺一人で決めずにLauriの意見もきいてやった」的な上から目線☆さすがKoti様!!(褒めてる)しかし結果的にほぼ全員Lauriの人脈で決まってるところがうける 笑

 技術が巧くて・いい人で・酒に強くて、かつ「religious」じゃない人を選ぶKoti。「religious」な人ていうのが厳密にどういうニュアンスかわからないけど「Well, nothing against religion, but…」とか自主ツッコミしてるので、やっぱ宗教的な人は困るということかなー?(゜ω゜)それってやっぱTolkkiさんのようにスピリチュアルなナントカセミナーとかにハマったりされるのは懲り懲りだから?

 Mikkoさんの「見た目もメタルドラマーっぽく見えたし、良い奴で、酒も強かった」というのもウケる。Lauriはいまいちメタルベーシストっぽく見えませんが、そこはいいんでしょうかKoti様? 酒は強いだろうけど!笑


  1. なんかテキトーなインタビューなので、フルネームが書いていない人もいて(笑)Mikkoって誰だろう? Lauriと非メタルバンドで組んでいたドラマーのMikkoさんとなるとMikko Kaakkuriniemiさんしか思いつかないな。と思って検索したら、まさにそのMikkoさんだった。ええーそのラインナップいいなー! []

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Jonna’s Problem “Jonna’s Problem” (album)

, , CD Reviews, Videos 1 Mar. 2010

目下のお気に入り、Jonna’s Problemの同名アルバム。歌手のJonna Kosonen(ヨンナ・コソネン)率いるロックバンド(ちょっとハードロック寄りかな?)

このバンドならでは、という強烈な個性は薄めだけど、安心してリピートしたくなるポップでキャッチーな楽しいアルバム! Lauriの参加作品の中でもお気に入りの一枚。バンドメンバーは下記の四人。

Jonna Kosonen(ヴォーカル)
Lauri Porra(ベース)
Tuomas Wäinölä(ギター)
Santeri Saksala(ドラム)

作曲しているのは主にギターのTuomasさんのようだ。Lauriとよく組んでいるお馴染みのギタリスト。

ドラムのSanteriさんも、Torpedo(Lauriが過去在籍していたオルタナ系バンド)のドラマーだったり、Crazy WorldのMikaさんのメインバンド「Five Fifteen」の元ドラマーでもあったりと、実は「Lauri周辺のお馴染みキャラ」っぽい。

このバンドは編成がシンプルなこともあってか、演奏面でのLauriの活躍度はかなり高い(*´∀`)ベースリフ主体のイントロや間奏があったり、Tuomasさんと速弾きユニゾンしたり(それもメタルほど音が埋もれていない)、裏でメロディアスなフレーズを弾いたり、隠し味として得意のハーモニクスも入っていたりと楽しい。

中に一曲、Children of BodomのJanneをゲストに招いた曲(”Take My Life”)があるんだけど、弾きまくりとはまさにこのこと……主役のはずのJonnaちゃんの歌がバック演奏に思えてくるほどで、これだけ活躍すればゲスト出演の甲斐もあるというものだ。これもとても良い曲。

このバンドは、特に明確に解散してはいないのかもしれないが、2006年のアルバム1枚だけでフェードアウトな予感。公式サイト http://www.jonnasproblem.com/ も現在は消滅しているようだ。そしてこのアルバムもあまり売っているのを見かけない。ただし、iTunesをはじめとして幾つかの音楽配信サイトにあるのは助かる。私はCDが欲しい派なので、ここで買いました。http://www.moremusic.fi/productinfo.cfm?tuotenumero=194175&lang=en

「Shame On You」という曲のミュージックビデオが作られている。

ポップな感じと見せかけて間奏のネオクラっぷりに惚れる一曲! このMVはシンプルな演奏シーンだしLauriがよく映るのでお気に入り(*´∀`)笑 間奏を弾き終えたLauriとTuomasが顔を見合わせて(*´∀`)bd(*´∀`)ってやるのもかわいい。

About Jonna

Jonna Kosonen(現在は結婚してGeageaという名前に改姓しているようだ)は、90年代後半に流行った「Nylon Beat」というポップ・デュオの一人らしい。フィンランドではとても有名なグループだったようで、皆が知っている一方、ハヤリモノの宿命として現在では「そういや昔流行ったあの人は今?」って扱いなのかな……と推測してみるがどうなんだろうか。

「Nylon Beat」を検索してみると、かなりアイドル・ポップス的な印象なんだけど、なぜその一人であったJonnaちゃんがゴス寄りな派手メイクでハードロックバンドを率いてBorn to rock!!!とシャウトする方向に走ったのか……? 他にも今ではWarmenにゲスト出演したりと、HR/HM路線に? まあフィンランド的にアイドルとHR/HMはそれほど異文化ではないのかもしれない。

YouTubeでチェックした感じでは曲調はあまりピンとこなかったが……しかし女の子二人組ってヴィジュアル的にいいですね(*´∀`)

Nylon Beat

この写真かわいい!(*´∀`)もうひとりはErin Koivisto(エリン・コイヴィスト)という人らしい。

ちなみに、TuomasさんはこのNylon Beatのバックバンドで弾いていたそうである。

Jonna Geagea Official Website: http://www.jonnageagea.fi/
Jonna’s Problem fan site: http://www.jonnasproblem.net/

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