Interview: About.com 2011/01 日本語訳

, Interview 31 Jan. 2011

This is the Japanese translation of this interview.
Original text: http://heavymetal.about.com/od/stratovarius/a/Stratovarius-Interview.htm

日本語訳について

Stratovariusのインタビュー。

フィンランドのパワー・メロディック・メタルのベテランバンドStratovariusが最新作、Elysiumをリリースした。ドラマーのJörg Michaelは癌と闘い幾つかのショーをキャンセルした後、バンドに戻ってきた。新しいCDについて、今後の予定、ツアー道中の話、Jörgの健康についてなど、ベーシストのLauri Porraに最新情報を聞く。

Jörgの健康状態はどうですか?
驚くほど良くなって、今は既にライヴに復帰しているよ。九月に手術を受けてから、その後もう少し他の治療を受けていたけれど、とても順調に回復したと思う。
彼の癌治療によって、実際にツアーなどバンド活動にも影響が出ましたが、あなたは個人的にはどう思いましたか?
もちろん、友人でありバンド仲間である彼が癌だと聞くのは、ショックなことだったよ。けれど幸いにしてこの手の甲状腺癌は、危険な致死的なものではなかった。こういった難しい病気に対する医学の進歩にも驚いたよ。
最新アルバムElysiumについて話してもらえますか。
Polarisの素晴らしい続編になったよ。Polarisから始めた道程を皆で一体となって進んで、より進化したと思う。それに、ギタリストのMatias Kupiainenはすでに完全にバンドになじんで、バンドは演奏についても作曲についてもより多くを彼に委ねたんだ。野心的で、そしてよりプログレッシヴなアルバムになったし、バンドの新しい黄金時代の一部になってほしいと思う。
作曲やレコーディングについては、何か以前と変わりましたか?
Polarisとそれほど違いはないよ。まず皆が最初にそれぞれの曲を書いて、それから一緒にどうすれば最高のStratovariusのアルバムにできるかを確かめていくんだ。
Matiasが加入して二作目となりますが、より相性はよくなりましたか?
ああ、間違いなく。Matiasと一緒に曲を作る経験が増えて、彼により多く作曲してもらい、彼らしい音楽を作ってもらうべきだと確信するようになったんだ。
Elysiumの歌詞的な内容に関しては、どのように取り組みましたか?
Stratovariusの伝統的な流れの上にあると思う。いくらか暗いテーマで、けれどもその暗いトンネルの終わりに辿り着けたならば、そこにはかならず光があるんだ。
アルバムへの期待は?
ファンの皆に届いて、それからこのアルバムによって新しいリスナーも増えてくれればと思う。先入観なしに聴いて、音楽それ自体から感じ取ってほしいな。
北米におけるプロモーションと流通については満足していますか?
Eagle Rock〔プロモーター?〕は素晴らしい仕事をしてくれていると聞いているけれど、北米はヨーロッパのメロディック・メタルにとって、とても厳しい市場だからね。もっと多くのライヴが出来て、幅広いオーディエンスに俺たちの音楽を聴いてもらう機会ができればいいなと思う。
今後のツアーの予定は?
今のHelloweenとのヨーロッパ・ツアーを終えて、それから日本、中国、韓国、台湾に行くよ。それからは、たぶん南米ツアーを。できれば夏には幾つかのフェスに。秋以降の予定はまだわからないけれど、どこかの時点で北米にも行けたらと思う。
これまでに最もたくさんの観客の前でプレイしたのは?
たぶん、Wacken Open Airかな。七万人くらいの人が居たよ。
何もかも巧くいかなかったライヴは?
ときどき、何かが巧くいかないことはあるよ。機材の故障もあればメンバーの体調不良もあるし。けれどそうした問題を克服するために一生懸命取り組んで、どんな状況下でもベストを尽くしてライヴをする。ライヴのキャンセルはなんとしても避けたいからね。
ツアー道中に経験した最もクレイジーなことは?
クレイジーなことはときどき起きるよ。中米はいつでもクレイジーだね。エルサルバドルやベネズエラのような国では、何が起きるかわからない。エルサルバドルでは、俺たちがステージに向かう直前に、銃撃が始まったんだ。運良く誰も怪我はしなかったけれど。よくわからないけど、あれはただふざけてやっていたのかもしれない。
これまでにサインを求められた一番おかしなものは?
一度、誰かのパスポートにサインしたことがある。女性の身体にサインするのはいつでも好きだよ。
会場でも地元のレストランでも、一番食べ物が美味しい国は?
幾つかの会場はとても美味しい食べ物があるよ。たとえばプラッテルンのZ7、リヨンのTransbordeus、ビルバオのRockstar。地元の良いレストランを見つけて、その国の料理に挑戦するのも好きなんだ。東洋はいつでもお気に入り。たとえば中国では驚くような料理が食べられるよ。あとメキシコもね。アメリカでは典型的な食堂に行って油っこいバーガーを食べるのが好き。
音楽をやる以外の時には、どんな趣味を?
ほとんどの時間を音楽だけに費やしているな。エキゾチックな楽器を集めたりもしているんだ。音楽以外となると、自然の中を散歩したり、観光したり、ダイビングしたり、ボードゲームをしたりするのが好きかな。
あなたのCD/MP3プレイヤーの今のヘヴィローテーションは?
ツアー中は、現地の音楽を聴くことにしているんだ。今日はイタリアにいるから、エンニオ・モリコーネやルーチョ・バッティスティといったイタリアの音楽を聴いてるよ。
何か言いたいこと、宣伝したいことをどうぞ。
Elysiumと、Stratovariusの以前のアルバムも既に聴いたなら、ぜひ俺のソロアルバム「Lauri Porra」と「All Children Have Superpowers」も聴いてみてね!

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