Valse Triste
Lauriのソロアルバムは、2ndの “All Children Have Superpowers” の方がよく聴いているけど、1stアルバム “Lauri Porra” 収録のシベリウスのカバー「Valse Triste」(「悲しきワルツ」)がときどき無性に聞きたくなる。
クラシックに疎いので検索で調べてみたところ、これは”Kuolema”(『クオレマ』、「死」の意)という劇音楽の中の曲で、
病床についている女が不思議な音楽で目覚め、幻のように現れた客に誘われてワルツを踊り始める。疲れ果てた彼女がなおも狂ったように踊るが、その時戸口に重々しいノックが聞こえ、死の影が部屋を訪れる
……という話だそうである。引用元→(孫引きでごめんなさい): http://elm-m.blog.ocn.ne.jp/clasic/2007/04/post_307f.html
最初に聞いたときは、もっとジャズとかロックとかに大幅アレンジしても面白かったんじゃないのかな? と思ったけれど、次第にこの大真面目なアレンジの、優しくて繊細な演奏が素晴らしいと感じるようになってきた。
Lauriいわく、アレンジしたものを練習してみたら、音が低すぎることに気がついたんで、ベースのチューニングを4度上げることにしたんだ」とあり、調を変えてしまったので「曾お祖父さんが僕を許してくれるといいんだけど」とのこと。……最初、このライナーノーツの口調、なんでこんな可愛らしいんだ? と思ったけど、Lauriが話してるのを聞くと納得である。笑